Application.VBAEnabled プロパティ (Visio)

アプリケーションで Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) が有効になっているかどうかを示します。 読み取り専用です。

構文

VBAEnabled

expressionApplication オブジェクトを 表す変数。

戻り値

ブール型 (Boolean)

注釈

VBA プロジェクトを含む図面を VBA が有効な状態で開き、図面が開いている間に VBA が無効になる場合

  • Microsoft Visio では、そのドキュメント内のマクロは実行されなくなりましたが、マクロ名は [ マクロ ] ダイアログ ボックスに表示されます (Alt キーを押しながら F8 キーを押します)。

  • Visio はプロジェクトにイベントを発生し続けます。

VBA プロジェクトを含む図面を VBA が無効な状態で開き、図面が開いている間に VBA が有効になる場合

  • VBA が有効になっても、Visio はプロジェクトにイベントを発生しません。

  • マクロは無効のままです。

VBAEnabled プロパティは、セキュリティ センターの [マクロ設定] ページの [開発者マクロ設定] で [VBA プロジェクト オブジェクト モデルへの信頼アクセス] チェック ボックスがオンになっている場合に True に設定されます ([ファイル] タブをクリックし、[オプション]、[セキュリティ センター] の順にクリックし、[セキュリティ センターの設定] をクリックします)。 このチェック ボックスがオフになっている場合、プロパティは False を返します。

図面の DocumentOpened イベント ハンドラー内のコードなどを正常に実行するには、VBA を有効にした図面が必要です。 VBA に依存する図面を開く前に、次のコードをアドオンから実行して、アプリケーションで VBA が有効になっているかどうかを確かめることができます。

このプロシージャを実行するときは、変数 filename に対して有効な図面ファイル名を指定してください。

Public Sub VBAEnabled_Example() 
 
    Dim vsoDocument As Visio.Document 
    Dim blsStatus As Boolean 
 
    blsStatus = Application.VBAEnabled  
    If Not blsStatus Then 
 
        MsgBox "For this process to continue, VBA must be enabled." & _ 
        " Please enable VBA and start over." 
 
    Else 
 
        Set vsoDocument = Documents.Open("filename ") 
 
    End if 
 
End Sub

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