Document.AutoRecover プロパティ (Visio)

自動バックアップが有効になっているとき、開いている図面の変更内容がまだ保存されていない場合に、この図面をコピーするかどうかを判別します。 値の取得と設定が可能です。

構文

自動バックアップ

Document オブジェクトを表す変数。

戻り値

Boolean

注釈

自動バックアップが有効になっている (Application.AutoRecoverInterval プロパティが 0 よりも大きい) とき、開いている図面の変更内容がまだ保存されていない場合は、すべての図面が一時ファイルにコピーされます。 ドキュメントを回復しない場合は、 その AutoRecover プロパティを False に設定 しますAutoRecover プロパティは図面には保存されないため、図面を開くたびに設定する必要があります。

異常終了した Microsoft Visio を再起動したときに、自動バックアップの有効化が検出された場合は、終了時に開いていたすべてのファイルが開きます。

  • ファイルの最後に保存したコピーよりも新しい回復ファイルがある場合、Visio は回復されたファイルを開き、ドキュメントのタイトル バーに名前 "<file name> (Recovered)" を表示します。

  • バックアップ ファイルがない場合は、その図面の最後に保存されたコピーが開きます。

Visio を閉じる前に、復元された図面に対する変更内容は保存する必要があります。 回復されたドキュメントを保存しない場合、保存されていないドキュメントと同様に変更は破棄されます。

次の Microsoft Visual Basic for Applications (VBA) マクロは、AutoRecover プロパティを使用して、特定の図面の自動バックアップ機能を無効にする方法を示しています。

 
Private Sub Document_DocumentOpened(ByValdoc As IVDocument) 
  
    'Do not recover this document 
    ThisDocument.AutoRecover = False 
 
End Sub

サポートとフィードバック

Office VBA またはこの説明書に関するご質問やフィードバックがありますか? サポートの受け方およびフィードバックをお寄せいただく方法のガイダンスについては、Office VBA のサポートおよびフィードバックを参照してください。