Document.DiagramServicesEnabled プロパティ (Visio)
図面に対して有効になっている図面サービス (存在する場合) を指定します。 値の取得と設定が可能です。
構文
式。DiagramServicesEnabled
式Document オブジェクトを返す式。
戻り値
Long
注釈
Visio には、構造化図の動作や AutoSize 動作など、いくつかの図の動作があります。 構造図動作は、コンテナー対メンバーシップの関係と引き出しの関連付けが作成されるタイミングを定義します。 自動サイズ調整動作は、内容の変更に合わせて図面ページのサイズが自動的に変更されるタイミングを定義します。
ユーザー設定のソリューションでは、DiagramServicesEnabled プロパティを使用してこれらの動作を集約するサービスを有効にすることで、これらの新しい図面動作を利用できます。 ソリューションがダイアグラムを変更すると、Visio は現在有効になっているサービスのいずれかに関連付けられているダイアグラムの動作を呼び出します。
DiagramServicesEnabled プロパティの値には、次に示す VisDiagramServices 列挙の定数のいずれか、またはビット単位の組み合わせを指定する必要があります。
定数 | 値 | 説明 |
---|---|---|
visServiceNone | 0 | 図面サービスなし |
visServiceAll | -1 | すべての図面サービス |
visServiceAutoSizePage | 1 | 自動サイズ調整 (ページの自動サイズ変更) 動作 |
visServiceStructureBasic | 2 | 既存のリレーションシップを維持するが、新しいリレーションシップを作成しない構造化図の動作。 |
visServiceStructureFull | 4 | ユーザー インターフェイス (UI) 内のすべての動作と一致する構造図動作 |
visServiceVersion140 | 7 | Visio に存在するすべてのダイアグラム サービス。 |
visServiceVersion150 | 8 | Visio に存在するすべてのダイアグラム サービス。 |
visServiceStructureBasic と visServiceStructureFull を組み合わせて使用すると、前者が後者よりも優先されます。 ただし、visServiceAutoSizePage と visServiceStructureBasic (3) または visServiceStructureFull (5) を組み合わせ、その値のいずれかをプロパティに割り当てることができます。
図面サービスは、Visio をプログラムによって (自動的に) 操作するソリューションにのみ適用されます。 UI で公開されている動作には影響しません。 これらの動作を無効にする UI 設定は、プログラムによって起動される動作には影響しません。
既定では、図面サービスは図面に対して無効になっています。 ソリューションによって図面が変更される前に、利用するサービスを有効にする必要があります。 図面サービスの設定は、Visio のセッション間では保持されません。
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