Page.AutoConnectMany メソッド (Visio)

指定した図形間の複数の接続を、指定した方向で自動的に描画します。 接続された図形の数を返します。

構文

expression. AutoConnectMany( _FromShapeIDs()_ , _ToShapeIDs()_ , _PlacementDirs()_ , _[Connector]_ )

Page オブジェクトを表す変数。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
FromShapeIDs() 必須 Long 描画する接続の元になる図形の識別子の配列です。
ToShapeIDs() 必須 Long 描画する接続の先となる図形の識別子の配列です。
PlacementDirs() 必須 Long 接続を描画する方向を表す VisAutoConnectDir 定数の配列。 使用可能な値については備考を参照してください。
Connector 省略可能 [不明] 使用するコネクタです。 MasterMasterShortcutShape、または IDataObject オブジェクトを指定できます。

戻り値

Long

注釈

PlacementDirs() パラメーターには、接続の方向 (つまり、1 次図形を基準とした、接続された図形の位置) を示す、VisAutoConnectDir 列挙の値の配列を渡します。 PlacementDirs() で使用できる値は次のとおりです。

定数 説明
visAutoConnectDirDown 2 下の方向に接続します。
visAutoConnectDirLeft 3 左の方向に接続します。
visAutoConnectDirNone 0 図形を再配置せずに接続します。
visAutoConnectDirRight 4 右の方向に接続します。
visAutoConnectDirUp 1 上の方向に接続します。

AutoConnectMany メソッドを呼び出すことは、Shape.AutoConnect メソッドを複数回呼び出すことと同じです。

パラメーターとして渡す配列ごとに、同じ図形を複数回含めることができます。 AutoConnectMany メソッドを使用して、図形をその図形自体に接続することはできません。

特定の AutoConnectMany 操作が失敗した場合や無効の場合、Microsoft Visio によってその操作がスキップされ、各パラメーター配列で次のアイテムが処理されます。 AutoConnectMany は、正常に処理されたアイテムの合計数を返します。

パラメーター配列に同じ数の値が含まれていない場合、Visio は無効なパラメーター エラーを返します。

オプションの Connector パラメーターの値には、経路指定可能な 1 次元図形を参照するオブジェクトを指定する必要があります。 コネクタの値を渡さない場合、Visio は既定の動的コネクタを使用します。

IDataObject インターフェイスを使用してコネクタの図形の選択を渡す場合、Visio では最初の図形のみが使用されます。 Connector が Visio オブジェクトでない場合は、"無効なパラメーターです" というエラーが返されます。 Connector が、メソッドのコンテキストに一致する図形でない場合は、"無効なソースです" というエラーが返されます。

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