Web ページとして保存 API について

Visio 2002 で導入された [Web ページとして保存] 機能を使用すると、ユーザーは Web 上で Visio ドキュメントを簡単に公開できます。

[Web ページとして保存] API を使用すると、この機能にプログラムでアクセスできます。これにより、ユーザー インターフェイスの [Web ページとして保存] ダイアログ ボックスにユーザーを公開することなく、Visio 図面を Web ページとして保存 できます。

この API を使用すると、次の操作を実行できます。

  • Web に発行するための HTML としてドキュメントを保存します。
  • ドキュメントを Web に発行するために必要なサポート ファイルを生成します。
  • ブラウザーで図形のカスタム プロパティを表示します。
  • ブラウザーに検索コントロールとナビゲーション コントロールを表示します。
  • ブラウザーで複数ページのドキュメントを移動します。
  • パンコントロールとズームコントロールを表示します。
  • 図形に関連付けられているすべてのハイパーリンクを表示し、選択したハイパーリンク ターゲットに移動します。
  • Visio で使用できる配色に一致する配色スタイルを含むスタイル シートを Web ページに割り当てます。

Web ページとして保存 API を使用する 2 つの方法を次に示します。

Automation をサポートする任意の開発環境から API を使用する

Web ページとして保存オブジェクト モデルを使用すると、ドキュメントの Visual Basic プロジェクト、VSL (Visio アドレス空間で実行される C++ アドオン)、または COM アドイン (Visual Basic、C++、または C# で作成) にコードを記述し、ユーザーの介入なしに Visio 図面を Web ページとして保存できます。

独自のプロセス (Visio アドレス空間の外部) で実行されている実行可能ファイルから Web ページとして保存機能を制御するには、次に説明するようにコマンド ライン インターフェイスを使用するか、Visio Application オブジェクトの SaveAsWebObject プロパティを使用して VisSaveAsWeb オブジェクトを取得できます。

Visual Basic で Web ページとして保存オブジェクト モデルを使用する例については、「Visual Basic から Web ページとして保存オブジェクト モデルを使用する:例」を参照してください。

API コマンド ライン インターフェイスを使用する

コマンド ライン インターフェイスを使用して、実行可能ファイルまたは Visio プロセスで実行されているコードから SaveAsWeb アドオンを呼び出します。 さらに、コードを記述せずに SaveAsWeb アドオンを起動する [シェイプシート] ウィンドウで数式を作成できます。 コマンド ライン インターフェイスを使用して SaveAsWeb アドオンを実行する方法については、 コマンド ラインからの Web ページとして保存の実行に関するページを参照してください。

ユーザー インターフェイス、コード、またはコマンド ライン インターフェイスから [Web ページとして保存] 機能を実行する場合でも、[Web ページとして保存] 機能には、選択したカスタマイズされた Web ページ設定がレジストリに格納されます。 このデータは Visio のインスタンス間で保持され、ユーザーは独自のプロジェクトの既定値を管理できます。

レジストリに格納されているデータの詳細については、「 Web ページとして保存設定を保持する」を参照してください。

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