Range.InsertAfter メソッド (Word)

指定範囲の終了位置に指定された文字列を挿入します。

構文

InsertAfter( _Text_ )

が必要です。 Range オブジェクトを表す変数を指定します。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
テキスト 必須 文字列型 (String) 挿入する文字列を指定します。

注釈

このメソッドを使用すると、新しく挿入した文字列の数だけ指定範囲が拡張されます。

InsertAfter メソッドで Visual Basic の Chr 関数を使用すると、引用符、タブ、改行しないハイフンなどを挿入できます。 Visual Basic 定数の vbCrvbLfvbCrLf、および vbTab も使用できます。

段落全体を参照する範囲でこのメソッドを使用すると、終了段落マークの後にテキストが挿入されます (テキストは次の段落の先頭に表示されます)。 段落の末尾にテキストを挿入するには、次の例に示すように、終了ポイントを決定し、この位置から 1 を減算します (段落マークは 1 文字)。

Set doc = ActiveDocument 
Set rngRange = _ 
 doc.Range(doc.Paragraphs(1).Start, _ 
 doc.Paragraphs(1).End - 1) 
rngRange.InsertAfter _ 
 " This is now the last sentence in paragraph one."

ただし、段落記号も含めて指定範囲が文書の最後の場合は、文書の最後に新しい段落が追加されるのではなく、文字列は最後の段落記号の前に挿入されます。

また、指定範囲がブックマークの場合は、指定された文字列は挿入されますが、新しく挿入した文字列まで指定範囲が拡張されません。

この例では、作業中の文書の末尾にテキストを挿入します。 コンテンツ プロパティは、 Range オブジェクトを取得します。

ActiveDocument.Content.InsertAfter "end of document"

次の使用例は、入力ボックスの文字列を作業中の文書の 2 番目の段落として挿入します。

response = InputBox("Type some text") 
With ActiveDocument.Paragraphs(1).Range 
 .InsertAfter "1." & Chr(9) & response 
 .InsertParagraphAfter 
End With

関連項目

Range オブジェクト

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