Window.SmallScroll メソッド (Word)

指定した行数だけウィンドウまたはウィンドウ枠をスクロールします。

構文

SmallScroll (DownUpToRightToLeft)

expression 必須です。 Window オブジェクトを表す変数を指定します。

パラメーター

名前 必須 / オプション データ型 説明
Down 省略可能 バリアント型 (Variant) ウィンドウを下にスクロールする行数を指定します。 "行" は、垂直スクロール バーの下向き矢印を一度クリックしたときに移動する量に対応します。
Up 省略可能 バリアント型 (Variant) ウィンドウを上にスクロールする行数を指定します。 "行" は、垂直スクロール バーの上向き矢印を一度クリックしたときに移動する量に対応します。
ToRight 省略可能 バリアント型 (Variant) ウィンドウを右にスクロールする行数を指定します。 "行" は、垂直スクロール バーの右向き矢印を一度クリックしたときに移動する量に対応します。
ToLeft 省略可能 バリアント型 (Variant) ウィンドウを左にスクロールする行数を指定します。 "行" は、垂直スクロール バーの左向き矢印を一度クリックしたときに移動する量に対応します。

注釈

このメソッドは、垂直または水平方向のスクロール バーの矢印ボタンをクリックする操作と同じです。

Down と Up の両方の引数を指定すると、ウィンドウは引数の差の値だけスクロールされます。 たとえば、引数 Down に 3、引数 Up に 6 を指定すると、ウィンドウは 3 行上にスクロールされます。 ToLeft と ToRight の両方の引数を指定したときも同様です。

これらの引数には負数を指定できます。 どの引数も指定しない場合、ウィンドウは 1 行下にスクロールされます。

次の使用例は、作業中のウィンドウを 1 行下にスクロールします。

ActiveDocument.ActiveWindow.SmallScroll Down:=1

次の使用例は、作業中のウィンドウを分割し、選択された方のウィンドウを 5 行上にスクロールし、1 行左にスクロールします。

With ActiveDocument.ActiveWindow 
 .Split = True 
 .SmallScroll Up:=5, ToLeft:=5 
End With

関連項目

Window オブジェクト

サポートとフィードバック

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