ポータルでコード コンポーネントを使用する

Power Apps Component Framework により、プロの開発者やアプリメーカーは、モデル駆動型アプリやキャンバス アプリのコード コンポーネントを作成できます。 これらのコード コンポーネントを使用して、フォーム、ビュー、ダッシュボードでデータを操作するユーザーの体験を向上させることができます。 詳細: Power Apps Component Framework の概要

Power Apps ポータルでは、Power Apps component framework を使用して作成されたモデル駆動型アプリのコントロールをサポートするようになりました。 ポータル Web ページでコード コンポーネントを使用するには、次の手順に従います:

これらの手順を実行した後、ユーザーは、それぞれの基本フォームを持つポータル ページを使用してコード コンポーネントを操作できるようになります。

前提条件

• 環境で Power Apps のコンポーネント機能を有効にするには、システム管理者の権限が必要です。
• ポータル バージョンは 9.3.3.x 以降である必要があります。
• スターター ポータル パッケージは 9.2.2103.x 以降である必要があります。

コード コンポーネントを作成およびパッケージ化する

Power Apps component framework で作成されたコード コンポーネントの作成とパッケージ化については、最初のコンポーネントを作成するを参照してください。

サポートされているフィールド タイプと形式

ポータルは、コード コンポーネントを使用するための制限付きフィールド タイプと形式をサポートします。 次の表では、対応しているすべてのフィールド データの種類と形式を示しています:

詳細: 属性リストと説明

ポータルでサポートされていないコード コンポーネント

• 次のコード コンポーネント API はサポートされていません:

  • Device.captureAudio

  • Device.captureImage

  • Device.captureVideo

  • Device.getBarcodeValue

  • Device.getCurrentPosition

  • Device.pickFile

  • Utility

• 用途-機能 要素を true に設定しないでください。

• Power Apps component framework によって値要素はサポートされていません。

モデル駆動型アプリのフィールドにコード コンポーネントを追加する

モデル駆動型アプリのフィールドにコード コンポーネントを追加する方法については、フィールドにコード コンポーネントを追加するを参照してください。

コード コンポーネントのポータルを構成する

モデル駆動型アプリのフィールドにコード コンポーネントを追加した後、ポータルを構成することで基本的なフォームでコード コンポーネントを使用できます。

基本フォームにコード コンポーネントを追加する方法:

1. ポータル管理アプリを開きます。

2. 左側のペインで、基本フォームを選択します。

3. コード コンポーネントを追加する基本フォームを選択します。

4. 関連を選択します。

5. 基本フォーム メタデータを選択します。

6. 新しい基本フォーム メタデータを選択します。

7. 種類を属性として選択します。

8. 属性論理名 (セレクター) を選択します。

9. ラベルを入力します。

10. コントロール スタイルに関しては、コード コンポーネントを選択します。

11. フォームを保存して閉じます。

ポータル Web API を使用したコード コンポーネント

コード コンポーネントを作成して web ページに追加すると、ポータルの Web API を使用して作成、取得、更新、および削除のアクションを実行できます。 この機能により、ポータル ソリューションを開発する際のカスタマイズの幅が広がります。 詳細については、サンプル ポータル Web API コンポーネントを実装するにアクセスしてください。

次の手順

チュートリアル: ポータルでコード コンポーネントを使用する

関連情報

Power Apps Component Framework の概要
最初のコンポーネントを作成する
モデル駆動型アプリの列またはテーブルにコードコンポーネントを追加する