環境 と Power Automate リソースを管理する
環境を管理する
環境 は、組織のビジネス データ、アプリ、フローを保存、管理、共有する場所です。 また、ロール、セキュリティ要件、対象者が異なる可能性があるアプリを分離するコンテナとしても機能します。 環境の使用方法は組織と構築するアプリにより異なります。 たとえば、次のようなものです。
単一の環境でのみアプリを構築することを選択できます。 アプリをテスト バージョンと本稼働バージョンに分けて、それぞれに環境を作成する。
社内のチームや部署に対して環境を個別に作成し、それぞれのデータやアプリを専用の各環境に格納する。
企業内の、異なるグローバルな支店のために、別々の環境を作成する場合もあります。
Power Platform 管理センター を使用して環境を作成および管理できます。
Microsoft Power Platform 管理者ガイドで environments のすべてをご確認ください。
ツール
環境とリソースの管理に使用できるツールが多数あります。
Power Platform 管理センター (PPAC)
Power Platform 管理センターまたは PPAC (https://aka.ms/ppac) は、Power Platform 内で管理タスクを実行するための対話型エクスペリエンスを提供します。
PowerShell コマンドレット
PowerShell コマンドレットは、PowerShell を使用して管理タスクを自動化する方法を提供します。 これらのコマンドレットを順番に使用して、複数段階の管理アクションを自動化することができます。 Power Automate コマンド は、Power Automate に関連する環境、フロー、データを表示および変更する方法を提供します。
管理および管理者コネクタ
Power Automate の管理および管理者コネクタは、フローを使用して、Power Automate と残りの Power Platform を管理および監視する機能を提供します。
- Power Automate 管理コネクタ は、管理者の管理と監視に役立つよう設計されています (Power Automate 管理)。
- Microsoft Flow for Admins を使用すると、フローの無効化やフローの削除などの一般的な管理アクションを実行できます (管理者用 Power Automate)。
- Power Apps for Adminsコネクタは、Power Apps のアクセス許可の設定や、このアプリで使用されている特定のコネクタのアクセス許可を設定するために使用できます(Power Apps for Admins)。
- アプリ開発者向け PowerApps は、開発者自身が使用することができます。 一部のアクションは、前述のようにアプリへの設定権限 (作成者向け Power Apps) など、管理タスクのオーバーレイとなります。
- Power Platform for Admins は、環境の作成や Microsoft Dataverse データベースのプロビジョニング、特定の環境の DLP ポリシーの作成など、プラットフォームのコンポーネントに対するタスクの実行に使用できます (Power Platform for Admins)。
COE スタート キット
Center of Excellence (CoE) スタート キット は、管理および管理者コネクタを使用したテンプレート実装を提供します。 テナント全体の分析情報を得るために活用できる Power BI ダッシュボードが用意されています。
ヒントやテクニック
管理者としてフローを一覧表示 (V2) が採用されたため、管理者としてのフローの一覧表示アクションは非推奨
Power Automate 管理コネクタ の 管理者としてフローを一覧表示アクション は、管理者としてフローを一覧表示 (V2) アクション が採用されたため、非推奨になりました。 管理者としてフローを一覧表示 (V2) アクション は、環境内のすべてのフローを一覧表示できます。 フローに関する識別情報のみを返すため、パフォーマンスが高くなります。 このパフォーマンスの向上を実現するために、フロー定義とその他の一部のメタデータは返されません。 フロー定義または追加のメタデータが必要な場合は、フローを管理者として取得アクション に対する後続の呼び出しを行うことができます。 このコミュニティ フォーラムの投稿には、詳細情報、移行ガイダンス、Q&A (質問と回答) 形式が含まれています: 管理者としてのリスト フロー (非推奨) から管理者としてのリスト フロー V2 への移行アクション