個人データのエクスポート要求に対応する (Microsoft アカウント)

欧州連合 (EU) の一般データ保護規則 (GDPR) は、データに関する重要な権利を個人に与えています。 GDPR の概要については、Microsoft Learn 一般データ保護規則の概要 を参照してください。これは、用語、アクション計画、準備チェックリストを含み、Microsoft の製品やサービスの使用にともなう GDPR に基づく義務を果たす際に役立ちます。

GDPR の概要と、それに Microsoft を活用して対応する方法、さらにその影響を受けるお客様への Microsoft のサポートについて解説します。

  • Microsoft セキュリティ センター は、データ保護影響評価、データ サブジェクト要求、データ侵害の通知など、GDPR の説明責任を果たすうえで役立つ一般情報、コンプライアンスのベスト プラクティス、ドキュメントを提供します。
  • サービス トラスト ポータル は、Microsoft サービスを活用して GDPR への準拠に対応する方法について、情報を提供します。

注意

この記事では、デバイスやサービスから個人データをエクスポートする手順を説明します。これは GDPR にともなう義務を果たす際に役立ちます。 GDPR に関する一般的な情報については、Microsoft セキュリティ センターの GDPR セクションサービス トラスト ポータルの GDPR セクション を参照してください。

データ可搬性の権限では、データ サブジェクトが、他のデータコントローラに送信ができる個人データを電子フォーマットで要求することができます。

次のテーブルは、Power Automate の Microsoft アカウントを使用して認証するユーザーの個人データを検索してエクスポートする場所をまとめたものです。

個人データ 場所
製品とサービス アクティビティ Microsoft プライバシー ダッシュボード
フロー Power Automate 作成者ポータル
実行履歴 Power Automate 作成者ポータル
アクティビティ フィード Power Automate 作成者ポータル
接続 Power Automate 作成者ポータル

製品とサービス アクティビティをエクスポート

  1. Microsoft アカウントを使用して、Microsoft プライバシー ダッシュボード にサインインします。
  2. データをダウンロード を選択し、新しいアーカイブを作成 を選択します。
  3. アプリおよびサービスの利用状況 およびダウンロードしたい他のデータを選択します。
  4. アーカイブの作成 を選択します。
  5. アーカイブ リストで ダウンロード を選択して、エクスポートされたデータをローカル ドライブに保存します。

クラウド フローをエキスポート

  1. Power Automate にサインインします。

  2. 左のナビゲーション ウィンドウで、マイ フロー を選択します。

  3. フローを選択し、… その他 を選択し、エクスポート を選択します。

  4. パッケージ (.zip) を選択します。

    フローは圧縮したアーカイブとしてダウンロードされます。

実行履歴をエクスポートする

実行履歴には、クラウド フローのすべての実行がリストされます。 これには、実行の状態、開始時刻、期間、入力、出力が含まれます。

  1. Power Automate にサインインします。

  2. 左のナビゲーション ウィンドウで、マイ フロー を選択します。

  3. フローを選択します。

  4. 実行履歴 ウィンドウで、すべて表示 を選択します。

  5. ページの上部にある、CSV のダウンロード を選択します。

    Microsoft Excel またはテキスト エディターで開いて結果を分析できるように、実行履歴が .csv ファイルとしてダウンロードされます。

ユーザーのアクティビティ フィードをエクスポートする

アクティビティ フィードでは、ユーザーのアクティビティ、フロー実行の失敗、通知の履歴が表示されます。

  1. Power Automate にサインインします。
  2. ページの右上隅のベル アイコンを選択して、すべてのアクティビティを表示する を選択します。
  3. アクティビティ ページの内容をコピーして、Microsoft Word などのドキュメント エディターに貼り付けます。

ユーザーの接続をエクスポートする

  1. Power Automate にサインインします。
  2. ページの右上隅にある歯車アイコンを選択し、接続 を選択します。
  3. リストをコピーし、Word などのドキュメント エディターに貼り付けます。