セマンティック モデルの検出可能性
"検出可能性" は、ユーザーがアクセス権を持っていない承認されたセマンティック モデルを検出できるようにする機能です。 検出可能性を使用しないと、承認の価値 (つまり、高品質のデータをユーザーに提供すること) が完全には実現しません。
検出可能性の概要
"承認" は、セマンティック モデルが安全に使用できる信頼された高品質のデータ ソースであることをユーザーに伝える方法です。 ただし、Power BI での承認されたセマンティック モデルは、他のすべてのセマンティック モデルと同様に、それに対するアクセス権を持つユーザーにのみ表示されます。 これにより、アクセス権を持たないユーザーがこれらの信頼できるデータ ソースを見つけることは困難になります。 ユーザーは、承認されたセマンティック モデルへのアクセス権を持たないだけでなく、それが存在することも知らないので、アクセス権を要求することすらできません。
この問題を解決するには、許可されているユーザー (承認されたセマンティック モデルが存在するワークスペースで管理者またはメンバー ロールを持つユーザー) が、そのセマンティック モデルを検出可能としてマークできます。 検出可能としてマークされたセマンティック モデルは、それへのアクセス権を持たないユーザーに対してであっても、データ ハブの一覧に表示されます。 その後は、提供される任意のアクセス要求メカニズムを使用して、セマンティック モデルに対するビルド アクセス許可を要求できます。
組織内で使用できるようにするには、Power BI 管理者がセマンティック モデルの検出を設定する必要があります。 組織でセマンティック モデルの検出可能性を設定する方法に関するセクションを参照してください。
セマンティック モデルを検出可能としてマークする方法
承認されたセマンティック モデルが存在するワークスペースでの管理者またはメンバー ロールがある場合は、そのセマンティック モデルを検出可能としてマークできます。
セマンティック モデルの設定に移動し、[承認と検出] セクションを開きます。
ダイアログで、 [検出可能にする] チェック ボックスをオンにします。 チェック ボックスは、セマンティック モデルが昇格または認定されている場合にのみアクティブになります。
セマンティック モデルが検出可能としてマークされている場合、それに対するアクセス権をまだ持っていないユーザーは、OneLake データ ハブでそれを検索して、それに対するアクセス権を要求できます。
組織でセマンティック モデルの検出を設定する方法
組織でのセマンティック モデルの検出可能性を設定するには、Power BI 管理者である必要があります。
[管理ポータル] > [テナント設定] > [検出の設定] に移動し、次の設定を構成します。
[昇格したコンテンツを検出可能にする]: この設定を有効にすると、コンテンツを昇格するための十分なアクセス許可を持つ指定ユーザーは、そのコンテンツを検出可能としてマークすることもできます。 ユーザーやグループを指定して、許可される指定グループから除外することもできます。
[認定済みコンテンツを検出可能にする]: この設定を有効にすると、コンテンツを認定する権限が指定されたユーザーも、そのコンテンツを検出可能としてマークすることができます。 ユーザーやグループを指定して、許可される指定グループから除外することもできます。
[コンテンツの検出]: この設定を有効にすると、指定したユーザーは、検出可能としてマークされている承認されたコンテンツへのアクセス権をまだ持っていない場合でも、それを検索できます。 ユーザーやグループを指定して、許可される指定グループから除外することもできます。