改ページ対応レポートの画像 (Power BI Report Builder)

適用対象: Power BI Report Builder Power BI Desktop

画像は、Power BI の改ページ対応レポート内に埋め込まれている画像、データベースに格納されている画像、または Web 上の他の場所に格納されている画像への参照を保持するレポート アイテムです。 画像は、行データとして繰り返し使用されるピクチャである場合もあります。 画像は、任意のレポート アイテムの背景としても使用できます。

外部画像、埋め込み画像、データバインド画像の比較

外部画像をレポートで使っている場合は、この画像アイテムには Web 上の任意の場所にある画像を指すパスが保持されます。 ただし、埋め込み画像を使用する場合は、画像データをレポート定義内に格納し、別ファイルとしては保持しません。

埋め込み画像を使用した場合は、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、共有はできません。 外部の画像を使用しているレポート定義の方が、埋め込み画像を使用しているレポート定義よりもサイズが小さくなります。

また、データバインド画像は、データベースに格納されているバイナリ データからも表示できます。 たとえば、製品一覧で製品名と合わせて表示されるピクチャはデータベース画像です。 次の図では、自転車の画像はデータベースに保存され、各製品を図示するためにレポートで取得されます。

Screenshot showing table with data-bound images of bikes.

画像を埋め込む

レポートに画像を埋め込み、すべての画像データがレポート定義内に格納されるようにすることができます。 画像を埋め込む場合は、画像が MIME でエンコードされ、テキストとしてレポート定義に格納されます。 埋め込み画像を使用すると、常に確実に画像がレポートで利用できるようになりますが、レポート定義のサイズが大きくなります。

画像の埋め込みの詳細については、レポートへの画像の埋め込み (Power BI Report Builder とサービス) に関する記事を参照してください。

外部画像

画像に URL を指定することにより、レポートに格納された画像を含めることができます。 レポートで外部の画像を使用する場合、画像ソースは [外部] に設定され、この画像の値は画像の URL アドレスまたはパスになります。

  • レポート ビルダーまたはレポート デザイナーでレポートを実行すると、ユーザーの資格情報を使用して画像が表示されます。
  • Power BI サービスでレポートを実行する場合、画像は一般公開されている必要があり、外部 URL を使用して画像を見つけるために認証や追加のサインインは必要ありません。

外部画像をレポートに追加する方法の詳細については、外部画像の追加 (Report Builder) に関する記事を参照してください。

背景画像

画像は、レポート本文や四角形、テキスト ボックス、一覧、マトリックス、テーブルの背景画像としても使用できます。 背景画像と画像には、同じようなプロパティがあります。 アイテムの背景を埋めるために、画像を繰り返す方法も指定できます。

Note

画像レンダリング拡張機能では、ページ ヘッダーとページ フッターに本文の背景画像はレンダリングされません。

背景画像の追加の詳細については、背景画像の追加 (Power BI Report Builder とサービス) に関する記事を参照してください。

データバインド画像

データベースに格納されている画像をレポートに追加することができます。 静的画像に使用したものと同じ画像レポート アイテムを使用しますが、画像がデータベースに格納されていることを示すプロパティ セットと共に使用します。 データバインド画像の処理については、データバインド画像の追加 (Power BI Report Builder とサービス) に関する記事を参照してください。

サポートされているファイルの種類

ページ分割されたレポートで使用できる画像ファイルの種類を次に示します。

  • BMP
  • GIF
  • JPG
  • PNG

SVG ファイルはサポートされていません。