Power BI サービスで改ページ対応レポートを作成するときにフィルターを追加する

適用対象: Power BI サービス Power BI Report Builder Power BI Desktop

この記事では、Power BI サービスで作成した改ページ対応レポートをフィルター処理する方法について説明します。 この機能は、Power BI Report Builder で作成した改ページ対応レポートには適用されません。 フィルターは、ユーザーが注目したいデータ以外のすべてを除外します。 サービスでレポートを作成するときに、キャンバスの [フィルター] ペインを使ってデータをフィルター処理できます。

改ページ対応レポートの [フィルター] ペインのスクリーンショット。

"レポート" レベルでデータをフィルター処理できます。つまり、フィルターはレポートの "すべて" のページに適用されます。

[フィルター] ペインにフィールドまたは列を追加する

[フィルター] ペインに列を追加するには、2 つの方法があります。

  • [データ] ペインから列を選ぶことで、[フィルター] ペインに列を追加します。 この方法で列を追加すると、フィールドも編集キャンバスに追加されます。
  • 列を選ぶのではなく、列をドラッグすることによって、[データ] ペインから [フィルター] ペインの [ここにデータ フィールドを追加してください] セクションに列を追加します。 この方法で列を追加しても、フィールドは編集キャンバスに追加されませんが、この列でレポートをフィルター処理することはできます。

データ フィールドを追加する領域のスクリーンショット。

基本フィルターと高度なフィルター

[フィルター] ウィンドウのドロップダウンから、[Basic] または [詳細] のいずれかのフィルター処理を使用できます。 [Basic フィルター処理] を選択すると、すべての列値の一覧から選択できます。 [高度なフィルター処理] を選択すると、レポートに表示される内容を決定する条件を指定できます。

選択された列の値のスクリーンショット。

探している値を検索することもできます。

フィルター値の検索のスクリーンショット。

考慮事項と制限事項

  • サービスで作成したレポートにフィルターを適用した後、Power BI Report Builder でそれを編集すると、サービスでレポートを編集できなくなります。
  • [フィルター] ペインで数値フィールドと日付フィールド内を検索することはできません。
  • 数値型のフィールドを検索することはできません。
  • [高度なフィルター処理] を使用する場合は、最大 2 つの条件を追加できます。
  • 作成者は、[フィルター] ペインをコンシューマーに表示することはできません。
  • レポートのコンシューマーと閲覧者は、フィルターを変更できません。