Power Pages で Power Automate クラウド フローを構成する

Power Automate クラウド フローを使用すると、ユーザーはさまざまなアプリケーションやサービス間で自動化されたワークフローを作成できます。 Power Automate クラウドフローを使用すると、イベントが発生したときに 1 つ以上のタスクを実行するロジックを作成できます。 たとえば、ユーザーがボタンを選択すると、電子メールや会議出席依頼の送信、レコードの更新、データの収集、ファイルの同期、その他のタスクが実行されるようにボタンを構成します。

これで、Power Pages から Power Automate のクラウドフローを安全に呼び出して、1,000 以上の外部データ ソースとやりとりし、ビジネス サイトに統合することができます。

注意

  • この機能を使用するには、Power Pages サイトのバージョンが 9.5.4.xx 以降である必要があります。
  • スターター サイト パッケージのバージョンは 9.3.2304.x またはそれ以降である必要があります。

前提条件

Power Pages と統合するには、Power Automate ライセンスが必要です。 実稼働インスタンスでは、フロー ライセンスごとに Power Automate を使用することをお勧めします。

クラウド フロー統合の手順

  1. クラウド フローを作成する。

  2. ご利用のサイトにフローを追加します。

  3. Web サイトからフローを呼び出します。

フローの作成

  1. Power Pages にサインインします。

  2. サイト + 編集 を選択します。

  3. 設定ワークスペースに移動し、アプリの統合クラウド フローを選択します。

  4. + 新しいフローの作成を選択します。

  5. Power Pages を検索し、Power Pages がフローを呼び出した時 トリガーを選択します。

    Power Automate で、Power Pages オプション を選択します。

  6. フロー ステップと戻り値を定義し、保存 を選択します。

注意

ソリューション対応 フローのみを Power Pages サイトに接続できます。

サイトにフローを追加する

インスタント クラウド フローを作成した後、Power Pages サイトと関連付け、Web ロールでセキュリティ保護する必要があります。

  1. Power Pages にサインインします。

  2. サイト + 編集 を選択します。

  3. ワークスペースの 設定 に移動し、アプリの統合 配下の クラウド フロー (プレビュー) を選択します。

  4. クラウド フローの追加 + を選択します。

  5. 最近作成したフローを検索します。

  6. ロール 配下で、ロールの追加 + を選択します。

  7. フローへのアクセス権を持つべきロールを選択します。

  8. 保存 を選びます。

    Web サイトにクラウド フローを追加します。

注意

サイトにフローを追加すると、サイトからクラウドを呼び出すことができる一意の URL が生成されます。

Web ページからフローを呼び出す

Power Pages クラウド フロー API を使用して Power Automate と対話し、外部サービス統合を実行します。 クラウド フロー Web API 操作は、HTTP リクエストとレスポンスで構成されています。

オペレーション メソッド URI
クラウド フローの呼び出し 投稿 [サイト URI]_/api/cloudflow/v1.0/trigger/<guid>

例:

Request

POST https://contoso.powerappsportals.com/_api/cloudflow/v1.0/trigger/4d22a1a2-8a67-e681-9985-3f36acfb8ed4
{
    "Location":"Seattle"
}

回答

応答アクションのないクラウド フロー

HTTP/1.1 Accepted
Content-Type: application/json

応答アクションのあるクラウド フロー

HTTP/1.1 200 OK
Content-Type: application/json
Body
{
    "conditions":"Rain",
    "humidity":"93",
    "latitude":"47.60620880126953",
    "longitude":"-122.33206939697266"
}

クラウド フロー API リクエストの認証

アプリケーション セッションが認証と認可を管理するため、認証コードを含める必要はありません。 すべての API 呼び出しには、クロスサイト リクエスト フォージェリ (CSRF) トークンが含まれている必要があります。

パラメーターをクラウド フローに渡す

クラウド フローでは、テキストブール値ファイル番号のタイプの入力パラメータを定義できます。 リクエスト本文で定義するパラメーター名は、クラウド フロー トリガーで定義されたパラメーター名と一致する必要があります。

重要

  • クラウド フローで定義したリクエスト パラメーター名を渡す必要があります。
  • 安全な入力で構成されたフローにパラメーターを渡すためのサポートは利用できません。

フローを呼び出すサンプル JavaScript

このサンプルでは、非同期 JavaScript と XML (AJAX) を使用したフローの呼び出し方法を示します。

    shell.ajaxSafePost({
        type: "POST",
        contentType: "application/json",
        url: "_api/cloudflow/v1.0/trigger/44a4b2f2-0d1a-4820-bf93-9376278d49c4",
        data: JSON.stringify({"eventData":JSON.stringify({"Email": "abc@contoso.com", "File":{"name":"Report.pdf", "contentBytes":"base 64 encoded string"} })}),
        processData: false,
        global: false
    })
    .done(function (response) {
    
    })
    .fail(function(){
    
    });

注意