監査ログの削除によるデータベース領域の解放

監査を有効にすると、顧客エンゲージメント アプリ (Dynamics 365 Sales、Dynamics 365 Customer Service、Dynamics 365 Field Service、Dynamics 365 Marketing、および Dynamics 365 Project Service Automation) は、トランザクションの変更履歴を監査ログとしてデータベースに保存します。 古いログや不要なログを削除して、データベース領域を復元できます。 監査ログは、テーブル別、アクセス ログ別、または期間別に削除できます。

テーブル別に監査ストレージを確認する

削除する監査ログを決定しやすくするために、テーブルごとに監査ストレージのサイズを取得できる GetAuditStorageDetails アクションが作成されました。

Insomnia などのツールを使用して、監査ストレージ情報を取得できます。

Request

POST [Organization Uri]/api/data/v9.2/GetAuditStorageDetails
Accept: application/json
Content-Type: application/json; charset=utf-8
OData-MaxVersion: 4.0
OData-Version: 4.0

Response

  HTTP/1.1 200 OK
  Content-Type: application/json; odata.metadata=minimal
  OData-Version: 4.0
  
  {
      "@odata.context":  [Organization Uri]/api/data/v9.1/$metadata#Microsoft.Dynamics.CRM.GetAuditStorageDetailsResponse,
      "Result": {
          "Status": "Completed",
          "AuditStorageDetails": {
              "Count": 3,
              "Keys": [
                  "organization",
                  "deletedentity_10928",
                  "new_entity_02272411082222785"
              ],
              "Values": [
                  {
                      "SizeInBytes": 3835,
                      "ObjectTypeCode": 1019
                  },
                  {
                      "SizeInBytes": 3113,
                      "ObjectTypeCode": 10928
                  },
                  {
                      "SizeInBytes": 2012,
                      "ObjectTypeCode": 10990
                  }
              ]
          }
      }
  }

注意

監査ログを削除すると、その監査ログの期間の監査履歴は表示できなくなります。 削除したログは復元できません

  1. Power Platform管理センターをシステム管理者として開きます。

  2. ナビゲーション ペインで、環境 を選択します。

  3. 環境を選択します。

  4. 監査セクションの空き容量を増やすで、監査ログの削除を選択します。

  5. 削除するログの選択ウィンドウで、次のいずれかのオプションを選択します:

    • テーブル別
    • ユーザーおよびシステム別のアクセス ログ
    • 選択した日付までのすべてのログ
  6. 削除を選択します。

    注意

    削除できるのはシステム上で最も古い監査ログだけです。 複数の監査ログを削除するためには、十分なログを削除するまで最も古い監査ログの削除を繰り返す必要があります。

参照

Dataverse 監査の管理
Dataverse 開発者ガイド: 監査データを削除する