一般的なエラー処理
企業向けソフトウェアの導入では、予期せぬエラーが発生する場合があり、そのような例外を記録、追跡して調査するための仕組みが必要です。 以下は、管理者が Power Apps または Power Automate クラウドのいずれかのフローから発生した予期せぬエラーの統合リストを確認できる場所の要約です。 予期しないエラーの処理方法の詳細については、キャンバス アプリの拡張 と クラウド フローの拡張 を参照してください。
アプリとフローのエラーを監視する
予期しないエラーは、それぞれ例外を発生させる OnError ブロックとスコープ指定されたアクション ブロックを使用して、すべてのアプリとフロー内で捕捉され、処理されます。 エラーが発生した場合、新しい SAP ソリューション エラー Dataverse レコードが作成され、SAP Template Administrator アプリで表示できるようになります。 ここから、管理者は生成されているエラーを表示し、一般的な問題と修正措置について評価できます。
ソリューション エラーを表示する手順
SAP Base ソリューションの一部としてインストールされた SAP テンプレート管理者 アプリを開きます。
エラー に移動します。
次の属性を持つ統合エラー行を表示します:
Field | 使用例 | Description |
---|---|---|
件名 | SAP ベンダー管理、 ReadVendor | エラーを生成したアプリまたはフローの名前。 |
Action | ベンダー詳細 Screen.OnVisible、LFAI | エラーを発生させたアプリ コントロールまたはフロー アクション ステップ。 |
Source Type | Power App、Power Automate | 未処理の例外を発生させたコンポーネントのタイプ。 |
ワークフローの状態 | 失敗、タイムアウト | フローが報告した例外のタイプ。 |
作成者 | エラーが発生したユーザーです。 | |
作成日 | エラーが発生した日時です。 | |
エラー メッセージ | 未処理のエラー メッセージが表示されました。 | |
追加情報 | ログに記録される追加情報。通常は、フロー インスタンスをインスタンス化したアプリから渡された JSON のペイロードです。 | |
ワークフロー インスタンスの URL | さらなる調査と根本原因分析のために起動できる、失敗したフローのインスタンスの URL です。 |
チップ
Power Automate を使用してクラウド フローを作成し、Dataverse で新しい SAP のエラー レコードが作成された際にトリガーして、管理者に警告したり、企業の警告および監視システムと統合したりすることができます。
チップ
作成者 フィールドに関連付けられたユーザー レコードをフィルターまたはドリルして、1 人のユーザーが経験している可能性のあるエラーの全履歴を確認し、個人から報告された問題のトラブルシューティングを行うことができます。