PowerShellGet を使用した Windows への Azure PowerShell のインストール

警告

AzureRM PowerShell モジュールは、2024 年 2 月 29 日に正式に非推奨になりました。 引き続きサポートを受け、更新を受け取れるようにするために、AzureRM から Az PowerShell モジュールに移行することをお勧めします。

AzureRM モジュールの機能は今後も使用できますが、メンテナンスやサポートは行われないため、引き続きの使用はユーザーの判断に委ねられ、リスクが発生することがあります。 Az モジュールへの移行に関するガイダンスについては、移行リソースを参照してください。

この記事では、PowerShellGet を使用して、Windows 用 PowerShell 5.x の Azure PowerShell モジュールをインストールする手順について説明します。 Azure PowerShell をインストールするときは、PowerShellGet およびモジュール管理を使用することをお勧めしますが、Web Platform Installer または MSI パッケージを使ってインストールすることもできます。方法については、その他のインストール方法に関する記事をご覧ください。

このバージョンの Azure PowerShell では、Azure クラシック デプロイ モデルはサポートされていません。 クラシック デプロイのサポートについては、「Azure PowerShell Service Management モジュールのインストール」の手順に従ってください。

重要

AzureRM モジュールは、macOS または Linux ではサポートされません。 これらのプラットフォームで Azure PowerShell コマンドレットを使用するには、Az モジュールをインストールします。

要件

Azure PowerShell バージョン 6.0 以降、Azure PowerShell では PowerShell バージョン 5.0 が必要です。 お使いのマシンで実行されている PowerShell のバージョンを確認するには、次のコマンドを実行します。

$PSVersionTable.PSVersion

古いバージョンがある場合は、既存の Windows PowerShellの アップグレードを参照してください。

重要

このドキュメントで説明するモジュール AzureRM では、.NET Framework を使用します。 そのため、.NET Core を使用する PowerShell 6.0 とは互換性がなくなります。 PowerShell 6.0 を使用している場合は、macOS および Linux のインストール手順に従います。

Azure PowerShell モジュールのインストール

PowerShell ギャラリーからモジュールをインストールするには、昇格された特権が必要です。 Azure PowerShell をインストールするには、管理者特権のセッションで次のコマンドを実行します。

Install-Module -Name AzureRM -AllowClobber

注意

ご利用の NuGet のバージョンが 2.8.5.201 未満である場合、最新バージョンの NuGet をダウンロードしてインストールするように求められます。

既定では、PowerShell ギャラリーは、PowerShellGet の信頼できるリポジトリとしては構成されません。 PSGallery の初回使用時には、次のプロンプトが表示されます。

Untrusted repository

You are installing the modules from an untrusted repository. If you trust this repository, change
its InstallationPolicy value by running the Set-PSRepository cmdlet.

Are you sure you want to install the modules from 'PSGallery'?
[Y] Yes  [A] Yes to All  [N] No  [L] No to All  [S] Suspend  [?] Help (default is "N"):

インストールを続行するには、Yes または Yes to All を選択します。

AzureRM モジュールは、Azure PowerShell コマンドレットのロールアップ モジュールです。 これをインストールすると、利用可能な Azure Resource Manager モジュールがすべてダウンロードされ、コマンドレットを使用できるようになります。

サインイン

Azure PowerShell を使用して作業を開始するには、Azure の資格情報を使用してサインインします。

# Connect to Azure with an interactive dialog for sign-in
Connect-AzureRmAccount

注意

モジュールの自動読み込みを無効にしている場合は、Import-Module AzureRM を使用してモジュールを手動でインポートする必要があります。 モジュールが構造化されているため、これには数秒かかることがあります。

新しい PowerShell セッションを開始するたびに、この手順を繰り返す必要があります。 Azure サインインを PowerShell セッション間で維持する方法については、「PowerShell セッション間でユーザーの資格情報を保持する」をご覧ください。

Azure PowerShell モジュールの更新

Azure PowerShell のインストールを更新するには、Update-Module を実行します。 このコマンドでは、以前のバージョンはアンインストールされません

Update-Module -Name AzureRM

古いバージョンの Azure PowerShell をシステムから削除する場合は、「Uninstall the Azure PowerShell module (Azure PowerShell モジュールのアンインストール)」をご覧ください。

複数のバージョンの Azure PowerShell の使用

複数のバージョンの Azure PowerShell をインストールできます。 複数のバージョンの Azure PowerShell がインストールされているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。

Get-InstalledModule -Name AzureRM -AllVersions |
  Select-Object -Property Name, Version

Azure PowerShell のバージョンを削除するには、「Azure PowerShell モジュールのアンインストール」を参照してください。

オンプレミスの Azure Stack リソースを使用する場合、古いバージョンの Windows を実行している場合、または Azure クラシック デプロイ モデルを使用している場合は、複数のバージョンが必要になります。 古いバージョンをインストールするには、インストール時に -RequiredVersion 引数を指定します。

# Install version 2.3.0 of Azure PowerShell
Install-Module -Name AzureRM -RequiredVersion 2.3.0

Azure PowerShell モジュールの読み込み時には、最新バージョンが既定で読み込まれます。 別のバージョンを読み込むには、RequiredVersion パラメーターを指定します。

# Load version 2.3.0 of Azure PowerShell
Import-Module -Name AzureRM -RequiredVersion 2.3.0

フィードバックの提供

Azure Powershell の使用時にバグが見つかった場合は、GitHub で問題を報告してください。 コマンド ラインからフィードバックを送るには、Send-Feedback コマンドレットを使用します。

次の手順

Azure PowerShell を使い始める場合、モジュールとその機能の詳細については、「Get started with Azure PowerShell (Azure PowerShell の概要)」をご覧ください。