方法: 複数のアクセス レベルを持つプロパティを宣言する (Visual Basic)
プロパティ上の Get および Set プロシージャに異なるアクセス レベルを割り当てるには、Property ステートメントでは制限のレベルを低くし、Get または Set ステートメントで制限のレベルを高くします。 混合アクセス レベルを使用すると、コード内の特定の部分がプロパティの値を取得できるようにし、他の特定の部分でその値を変更できるようにすることができます。
アクセス レベルの詳細については、「Visual Basic でのアクセス レベル」を参照してください。
混合アクセス レベルでプロパティを宣言するには
通常どおりプロパティを宣言し、Property ステートメントで制限の緩いアクセス レベル (Public など) を指定します。
Get または Set プロシージャは、より制限の厳しいアクセス レベル (Friend など) を指定して宣言します。
その他のプロパティ プロシージャではアクセス レベルを指定しません。 Property ステートメントで宣言されたアクセス レベルが使用されます。 アクセスを制限できるのは、プロパティ プロシージャのうち 1 つだけです。
Public Class employee Private salaryValue As Double Protected Property salary() As Double Get Return salaryValue End Get Private Set(ByVal value As Double) salaryValue = value End Set End Property End Class
上の例では、Get プロシージャはプロパティと同じ Protected アクセスを持ち、Set プロシージャは Private アクセスを持ちます。 employee から派生したクラスは、salary の値を読み取ることができますが、この値を設定できるのは employee クラスのみです。
参照
処理手順
方法: プロパティ プロシージャを呼び出す (Visual Basic)
方法: 既定のプロパティを宣言して呼び出す (Visual Basic)
方法: プロパティに値を格納する (Visual Basic)
方法: プロパティから値を取得する (Visual Basic)
関連項目
概念
Property プロシージャ (Visual Basic)