マネージ、アンマネージ

関数をマネージまたはアンマネージとしてコンパイルするために関数レベルの制御を有効にします。

#pragma managed #pragma unmanaged #pragma managed([push,] on | off) #pragma managed(pop)

解説

/clr コンパイラ オプションは、関数をマネージまたはアンマネージとしてコンパイルするためのモジュール レベルの制御を提供します。

アンマネージ関数は、ネイティブ プラットフォーム用にコンパイルされ、プログラムのその部分の実行は、共通言語ランタイムによってネイティブ プラットフォームに渡されます。

関数は、/clr が使用されると、既定でマネージとしてコンパイルされます。

これらのプラグマを適用するときは次のようにします。

  • 関数の前にあり関数本体内にはないプラグマを追加します。

  • #include ステートメントの後にプラグマを追加します。 #include ステートメントの前でこれらのプラグマを使用しないでください。

コンパイラは、コンパイルで /clr が使用されない場合、managed および unmanaged プラグマを無視します。

テンプレート関数がインスタンス化されるとき、テンプレートの定義時のプラグマの状態により、マネージかアンマネージかが決まります。

詳細については、「混在アセンブリの初期化」を参照してください。

使用例

// pragma_directives_managed_unmanaged.cpp
// compile with: /clr
#include <stdio.h>

// func1 is managed
void func1() {
   System::Console::WriteLine("In managed function.");
}

// #pragma unmanaged
// push managed state on to stack and set unmanaged state
#pragma managed(push, off)

// func2 is unmanaged
void func2() {
   printf("In unmanaged function.\n");
}

// #pragma managed
#pragma managed(pop)

// main is managed
int main() {
   func1();
   func2();
}
       

参照

関連項目

プラグマ ディレクティブと __Pragma キーワード