監視の概要
AppFabric には、展開した WCF サービスと WF サービスの状態を監視してトラブルシューティングを行うための新しいオプションやツールがあります。監視機能は、単一のサーバーで稼働する WCF サービスと WF サービスに関する集中的なイベント コレクションと分析をサポートします。
次のような監視機能が含まれます。
WCF サービスと WF サービスからイベントを収集し、監視データベースに格納する、監視インフラストラクチャ。
インストルメンテーション データ用の監視データベース スキーマ。監視データベースでは、WCF サービスと WF サービスからのインストルメンテーション データが 1 つの統合データ ストアに格納されます。監視データベースの管理用に、コマンドレットのグループが提供されます。
監視データベースとイベント コレクター ソースの管理に使用される監視コマンドレットを公開する Windows PowerShell 用 ApplicationServer モジュール。
トレース プロファイルの構成、トレースの有効化と無効化、およびトレース ログのクエリに使用される、トレース コマンドレットを公開する Windows PowerShell 用 ApplicationServer モジュール。
監視ダッシュボードと IIS マネージャー コンソールに対するその他の拡張機能。監視ダッシュボードを使用すると、監視データベースからメトリックを選択して表示できます。IIS マネージャー拡張機能を使用すると、監視データベースの管理、監視レベルの設定、および追跡対象イベントのクエリと分析を行うことができます。
このセクションのトピックでは、AppFabric に組み込まれた監視機能のアーキテクチャと、.NET Framework の機能やツールとの関係について説明します。
このセクションの内容
2011-12-05