Windows Server AppFabric コマンドレットを使用してのサービス インスタンスの制御

  • [アーティクル]

このトピックでは、AppFabric のコマンドレットを使用してワークフロー サービス インスタンスを制御する方法を説明します。

ヒント

AppFabric のコマンドレットを手動で実行するには、AppFabric 用の Windows PowerShell コンソールを開き、コマンドレットを入力して Enter キーを押します。コマンドレットの実行の詳細については、「Windows Server AppFabric コマンドレットの実行」を参照してください。このドキュメントの構文ステートメントで使用されるクラスや一般的なパラメーターに関する情報については、「Windows Server AppFabric 用 Windows PowerShell リファレンス」を参照してください。

ワークフロー サービス インスタンスを中断させるには

AppFabric 用の Windows PowerShell コンソールで Suspend-ASAppServiceInstance コマンドレットを実行すると、特定のインスタンスの実行を中断 (一時停止) させてその状態を "中断" にすることができます。インスタンスは問題を引き起こすことなくメモリから読み込み解除され、インスタンスの状態は永続化ストアに保持されます。

Suspend-ASAppServiceInstance コマンドレットの構文オプションは次のとおりです。

構文 1

Suspend-ASAppServiceInstance -ServiceInstanceInfo <InstanceInfo>

構文 2

Suspend-ASAppServiceInstance -InputObject <ServiceInstanceInfo>
パラメーター 説明

–ServiceInstanceInfo <InstanceInfo>

中断させるワークフロー サービス インスタンスを指定します。このパラメーターは主にパイプ シナリオで使用されます。

Get-ASAppServiceInstance | Suspend-ASAppServiceInstance

ワークフロー サービス インスタンスを停止させるには

AppFabric Windows PowerShell コンソールで Stop-ASAppServiceInstance コマンドレットを実行すると、1 つ以上のワークフロー サービス インスタンスをキャンセルまたは終了させることができます。キャンセルさせると、インスタンスのキャンセル ハンドラーが起動されます (ハンドラーがユーザーによって定義されている場合)。終了させた場合は、キャンセル ハンドラーは起動されません。どちらの場合も、インスタンスの状態は "完了" に移行します。

Stop-ASAppServiceInstance コマンドレットの構文オプションは次のとおりです。

構文 1

Stop-ASAppServiceInstance -ServiceInstanceInfo <InstanceInfo> [-terminate]

構文 2

Stop-ASAppServiceInstance -InputObject <ServiceInstanceInfo> -Terminate [<CommonParameters>]
パラメーター 説明

–ServiceInstanceInfo <InstanceInfo>

キャンセルまたは終了させるワークフロー サービス インスタンスを指定します。このパラメーターは主にパイプ シナリオで使用されます。

Get-ASAppServiceInstance | Stop-ASAppServiceInstance

-terminate

-terminate オプションを指定するとインスタンスは終了し、省略するとキャンセルされます。このパラメーターは省略可能です。

ワークフロー サービス インスタンスを再開させるには

AppFabric Windows PowerShell コンソールで Resume-ASAppServiceInstance コマンドレットを実行すると、中断状態のワークフロー サービス インスタンスを再開させることができます。インスタンスは永続化ストアから再度読み込まれて、既知の最後の良好な状態に戻ります。

Resume-ASAppServiceInstance コマンドレットの構文オプションは次のとおりです。

構文 1

Resume-ASAppServiceInstance -ServiceInstanceInfo <InstanceInfo>

構文 2

Resume-ASAppServiceInstance -InputObject <ServiceInstanceInfo> [<CommonParameters>]
パラメーター 説明

–ServiceInstanceInfo <InstanceInfo>

再開させるワークフロー サービス インスタンスを指定します。このパラメーターは主にパイプ シナリオで使用されます。

Get-ASAppServiceInstance | Resume-ASAppServiceInstance

  2011-12-05