ワークフロー ホスト管理を構成する
AppFabric には、ワークフロー ホスト関連の機能を構成できる IIS マネージャーの拡張機能と Windows PowerShell コマンドレットが含まれています。次の一覧は、これらのツールを使用して実行できるホスト関連のタスクの一部を示しています。
ワークフロー サービス インスタンスの制御を有効または無効にします。
インスタンスが構成できる特定の期間アイドル状態になった場合に、メモリからのワークフロー サービス インスタンスの読み込み解除を有効または無効にします。
インスタンスが構成できる特定の期間アイドル状態になった場合に、ワークフロー サービス インスタンスのインスタンス ストアへの保持を有効または無効にします。
ハンドルされない例外がインスタンスに発生したときに永続化プロバイダーが実行するアクションを指定します。指定できる値は次のとおりです。
破棄。 サービス ホストはメモリ内のワークフロー サービス インスタンスを中止します。ストア内のインスタンスの状態は "アクティブ" のままです。ワークフロー管理サービスは、インスタンス ストアに保存された最後の永続化ポイントから、破棄されたワークフロー インスタンスを回復します。
破棄と中断。 サービス ホストはメモリ内のワークフロー サービス インスタンスを中止し、永続化データベースでインスタンスの状態を "中断" に設定します。中断されたインスタンスは、後から IIS マネージャーを使用して再開または終了できます。これらのインスタンスは、ワークフロー管理サービスで自動的には回復されません。
終了。 サービス ホストはメモリ内のワークフロー サービス インスタンスを中止し、永続化データベースでインスタンスの状態を "完了 (終了)" に設定します。終了したインスタンスを後から再開することはできません。
キャンセル。 ワークフローを適切な方法で終了するようにすべてのキャンセル ハンドラーを起動することで、サービス ホストがワークフロー サービス インスタンスを適切にキャンセルし、永続化データベース内のインスタンスの状態を "完了 (キャンセル)" に設定します。
IIS マネージャーの UI を使用しても、コマンドレットを使用しても、基本的に、IIS 階層で指定または選択したスコープ (サーバー、サイト、アプリケーション、およびサービス) に関連付けられた構成ファイル内のホスト構成パラメーターの値を変更することになります。次の例は、ホスト構成パラメーターに関連付けられた構成要素および属性を示しています。
<serviceBehaviors>
<behavior name="SampleServiceBehavior">
<workflowInstanceManagement authorizedWindowsGroup="AS_Administrators" />
<workflowIdle timeToUnload="00:01:00" timeToPersist="00:00:20" />
<workflowUnhandledException action="AbandonAndSuspend" />
</behavior>
</serviceBehaviors>
IIS マネージャーの拡張機能および AppFabric コマンドレットを使用して、サービスを継承できるサーバー、サイト、またはアプリケーション スコープでホスト関連の設定を指定することもできます。構成全般および上位スコープからの既定の設定の継承の説明については、「Windows Server AppFabric での構成プロセス」を参照してください。
このセクションの内容
関連項目
概念
2011-12-05