監視と Excel の統合

このサンプルでは、Microsoft Office Excel を使用して監視データベースに接続し、基本的な業務データをグラフで表示する方法を示します。AppFabric の監視データベースをとおして公開される最も役立つビューの 1 つについて学習します。このサンプルは任意のアプリケーションと組み合わせることができます。AppFabric サンプル用に作成された、一般的な AppFabric サンプル アプリケーションの使用をお勧めします。このアプリケーションを検索するには、<サンプル>\SampleApplication\OrderApplication フォルダーに移動します。ここで、<サンプル> は、AppFabric サンプルのインストール先のパスになります。

ヒント

サンプルは学習用としてのみ提供されています。運用環境での使用を目的としておらず、運用環境でのテストも行われていません。サンプルについてマイクロソフトのテクニカル サポートは提供されません。

前提条件

  • Microsoft Office Excel 2007 以降

  • AppFabric で 1 つ以上の WCF または WF サービスがホストされていること。

    重要

    サービスは、監視を有効にして、レベルを正常性の監視に構成する必要があります。サンプルでは、このレベルで捕捉された集計業務イベントを使用するためです。

サンプル ファイル

このサンプルには、Excel ファイルが 1 つだけ付属しています。サンプルの実行に必要な情報がすべて含まれます。

このサンプルの設定と実行

  1. サービスが実行中で、正常性の監視が構成され、正常に動作していることを確認します。

  2. Excel ファイルを開きます。

  3. [データ] をクリックし、[接続] をポイントして [監視に対するクエリ] をクリックします。

  4. [プロパティ] をクリックします。

  5. [定義] タブをクリックし、接続文字列が正しい監視データベースを参照していることを確認します。

  6. [定義] タブで下記のコマンド テキストを変更して、目的のサービス操作が選択されるようにします。

    SELECT TOP 30000 ASWcfEvents.Id,  
         CAST(ASWcfEvents.TimeCreated as datetime) as 'TimeCreated' , 
     ASWcfEvents.AverageDuration, ASWcfEvents.OperationName,
     ASWcfEvents.AggregateCount, ASWcfEvents.EventTypeId
    FROM Beta2Monitoring.dbo.ASWcfEvents ASWcfEvents
    WHERE (ASWcfEvents.OperationName='MyOperationName') AND (ASWcfEvents.EventTypeId=364)
    ORDER BY TimeCreated DESC
    
  7. [OK] をクリックして、[接続] ダイアログ ボックスを閉じます。

  8. [データ] リボンで [すべて更新] をクリックしてテーブルとグラフを更新します。これによりレポートには、監視データベースの最新データが取得されます。

このサンプルについて

このサンプルは、監視データベースに接続し、特定の操作に関して呼び出し履歴を表す最新イベントを取得します。生データがテーブルにダンプされ、2 つのグラフに呼び出し回数平均呼び出し期間の傾向が時間の経過と共に表示されます。

このサンプルの削除

サンプルを削除するには、ファイルを削除します。

  2012-03-05