監視アーキテクチャ

ここでは、AppFabric の監視のしくみを説明します。イベント データは WCF や WF のサービスから発信されて、高パフォーマンスの Windows イベント トレーシング (ETW) セッションに送信されます。ETW セッションに送信されるデータの例には、ETW 追跡パーティシパントを使用して生成された WCF 分析トレース イベントや WF 追跡レコード イベントが含まれます。イベント コレクターのインスタンスが、このイベント データを ETW セッションから収集して監視データベースに格納します。イベントがデータベース内に永続化されていれば、AppFabric 監視ツールがイベントを読み取ることが可能です。

次に示す手順の番号は、図の中の番号に対応しています。この図と手順は、分析トレース イベントと追跡レコードがどのように ETW セッションに送信され、イベント コレクター サービスによって AppFabric 監視データベースに転送されるかを示しています。AppFabric のツールは、データを監視データベースから読み取って、ダッシュボード メトリックを計算し、インストルメンテーション イベントを表示します。

  1. 分析トレース イベントは、WCF サービスから ETW に発信されます。

  2. 追跡レコード イベントは、ETW 追跡パーティシパントによって ETW に発信されます。

  3. イベント コレクター サービスのインスタンスは、イベントを ETW セッションからイベントを収集して監視データベースに送ります。

  4. 監視データベースに、WCF および WF のサービスから発信されたイベント データが格納されます。

  5. AppFabric 監視ツールのユーザー インターフェイスに、監視データベースから読み取られたイベントが表示されます。

ETW 追跡およびトレース監視アーキテクチャ

関連項目

概念

イベント コレクション サービス
監視ストア

その他のリソース

追跡パーティシパント
ETW による分析トレース

  2012-03-05