データ プロセッサ パイプラインから HTTP エンドポイントを呼び出す
重要
Azure Arc によって有効にされる Azure IoT Operations Preview は、 現在プレビュー段階です。 運用環境ではこのプレビュー ソフトウェアを使わないでください。
一般公開リリースが利用可能になった場合は、新しい Azure IoT Operations インストールをデプロイする必要があります。プレビュー インストールをアップグレードすることはできません。
ベータ版、プレビュー版、または一般提供としてまだリリースされていない Azure の機能に適用される法律条項については、「Microsoft Azure プレビューの追加使用条件」を参照してください。
HTTP 呼び出しステージを使用して、オプションの要求本文で外部 HTTP エンドポイントを呼び出し、オプションの応答を受信します。 呼び出しステージを使用すると、機械学習モデルの実行などのカスタム データ処理ロジックをパイプライン処理に組み込むことができます。
- パイプライン内の各パーティションは、個別に HTTP 呼び出しを並列で実行します。
- HTTP 呼び出しは同期的であり、ステージは呼び出しが戻るのを待ってから、さらにパイプライン処理を続行します。
前提条件
集計パイプライン ステージを構成して使用するには、次のものが必要です。
- オプションのデータ プロセッサ コンポーネントを含むデータ プロセッサのデプロイされたインスタンス。
- データ プロセッサ インスタンスからアクセスできる HTTP サーバー。
HTTP 呼び出しステージを構成する
HTTP 呼び出しステージ JSON 構成で、ステージの詳細を定義します。 ステージを作成するには、フォーム ベースの UI を操作するか、[詳細設定] タブで JSON 構成を指定します。
名前 | 種類 | 内容 | 必要 | Default | 例 |
---|---|---|---|---|---|
名前 | string | データ プロセッサ UI に表示する名前。 | はい | - | MLCall1 |
説明 | string | 呼び出しステージが実行する内容をわかりやすく説明するもの。 | いいえ | Call ML endpoint 1 |
|
Method | string enum | HTTP メソッド。 | いいえ | POST |
GET |
URL | string | HTTP の URL。 | はい | - | http://localhost:8080 |
認証 | string | 使用する認証の種類。 None /Username/Password /Header . |
はい | None |
None |
ユーザー名 | string | Authentication が Username/Password に設定されている場合に使用するユーザー名。 |
いいえ | - | myusername |
Secret | string | Authentication が Username/Password に設定されている場合に使用するパスワードのシークレットの参照。 |
いいえ | - | mysecret |
ヘッダー キー | string | Authentication が「Header 」に設定されているときに使用するヘッダー キー。 値は authorization である必要があります。 |
いいえ | authorization |
authorization |
Secret | string | Authentication が Header に設定されている場合に使用するシークレットの参照。 |
いいえ | - | mysecret |
API 要求 > データ形式 | string | 要求本文の形式とシリアル化の詳細。 | いいえ | - | JSON |
API 要求 > パス | Path | 要求本文として送信する受信メッセージのプロパティのパス。 要求本文を送信する必要がない場合は、空のままにします。 | いいえ | - | .payload.httpPayload |
API 要求 > ヘッダー > キー1 | 静的/動的フィールド | 要求で設定するヘッダー キー。 | いいえ | 静的/動的フィールド | |
API 要求 > ヘッダー > 値1 | 静的/動的フィールド | 要求で設定するヘッダー値。 | いいえ | 静的/動的フィールド | |
API 応答 > データ形式 | string | 応答本文の形式と逆シリアル化の詳細。 | いいえ | - | JSON |
API 応答 > パス | Path | 応答を保存する送信メッセージのプロパティへのパス。 応答本文が必要ない場合は、空のままにします。 | いいえ | - | .payload.httpResponse |
API 応答 > ヘッダー | パス | 応答ヘッダーを格納する送信メッセージのプロパティのパス。 応答メタデータが必要ない場合は、空のままにします。 | いいえ | - | .payload.httpResponseHeader |
API 応答 > ステータス | パス | 応答ステータスを格納する送信メッセージのプロパティのパス。 応答ステータスが必要ない場合は、空のままにします。 | いいえ | - | .payload.httpResponseStatus |
1API 要求 > ヘッダー: ヘッダー配列の各要素はキーと値のペアです。 キーや値は、受信メッセージの内容に基づいて動的に設定するか、または静的文字列として設定できます。
メッセージ形式
HTTP 呼び出しステージは、任意のデータ形式で使用できます。 組み込みのシリアライザーやデシリアライザーを使用して、サポートされているデータ形式をシリアル化および逆シリアル化します。 Raw
を使用して、他のデータ形式を処理します。
認証
現在、ヘッダーベースの認証のみがサポートされています。