ExpressRoute を使用して CloudSimple プライベート クラウド環境を Azure 仮想ネットワークに接続する

Azure ExpressRoute を使用して、お使いの CloudSimple プライベート クラウドを Azure 仮想ネットワークに接続できます。 この高帯域幅と低待機時間の接続によって、プライベート クラウド環境から Azure サブスクリプションで実行されているサービスにアクセスできます。

仮想ネットワーク接続により、次のことを実行できます。

  • プライベート クラウド上の仮想マシンのバックアップ ターゲットとして Azure を使用します。
  • プライベート クラウドの vSAN データストアを暗号化する Azure サブスクリプション内の KMS サーバーを展開します。
  • ハイブリッド アプリケーションを使用します。アプリケーションの Web 層は、アプリケーションおよびデータベースの層がプライベート クラウドで実行する間にパブリック クラウドで実行します。

仮想ネットワークへの Azure ExpressRoute 接続

仮想ネットワーク接続の設定

プライベート クラウドへの仮想ネットワーク接続を設定するには、承認キー、ピア回線 URI、および Azure サブスクリプションへのアクセスが必要です。 この情報は、CloudSimple ポータルの仮想ネットワーク接続に関するページで確認できます。 手順については、「Azure 仮想ネットワークから CloudSimple 接続へのピアリング情報を取得する」を参照してください。 情報の取得に問題がある場合は、 サポート リクエストを送信してください。

ヒント

Azure 仮想ネットワーク、ゲートウェイ サブネット、仮想ネットワーク ゲートウェイが既にある場合は、手順 4 に進むことができます。

  1. Azure サブスクリプションで仮想ネットワークを作成し、選択したアドレス空間がプライベート クラウドのアドレス空間と異なることを確認します。 Azure 仮想ネットワークが既にある場合は、既存のものを使用できます。 詳細については、「Azure portal を使用した仮想ネットワークの作成」を参照してください。
  2. Azure 仮想ネットワークにゲートウェイ サブネットを作成します。 Azure 仮想ネットワークにゲートウェイ サブネットが既にある場合は、既存のものを使用できます。 詳細については、「ゲートウェイ サブネットを作成する」を参照してください。
  3. 仮想ネットワークに仮想ネットワーク ゲートウェイを作成します。 既存の仮想ネットワーク ゲートウェイがある場合は、既存のものを使用できます。 詳細については、「仮想ネットワーク ゲートウェイを作成する」を参照してください。
  4. 仮想ネットワークを回線に接続する (異なるサブスクリプション) に関する記事の説明に従い、承認キーを利用して、仮想ネットワークとプライベート クラウドの間の接続を作成します。

警告

既存の仮想ネットワーク ゲートウェイを使用していて、CloudSimple ExpressRoute 回線と同じ場所への ExpressRoute 接続がある場合、その接続は確立されません。 新しい仮想ネットワークを作成し、前述の手順に従ってください。

仮想ネットワーク接続のテスト

接続が作成されたら、[設定] の下の [プロパティ] を選択して、接続の状態を確認できます。 状態とプロビジョニングの状態が [成功] と表示されます。

接続状態

仮想ネットワーク接続をテストするには、次のようにします。

  1. Azure サブスクリプションで仮想マシンを作成します。
  2. お使いのプライベート クラウド vCenter の IP アドレスを検索します (ウェルカム メールを参照)。
  3. Azure 仮想ネットワーク内に作成した仮想マシンからクラウド vCenter に ping を実行します。
  4. お使いのプライベート クラウド vCenter で実行されている仮想マシンから Azure 仮想マシンに ping を実行します。

接続の確立に問題がある場合は、 サポート リクエストを送信してください。