方法: ClickOnce を使用して Office ソリューションを公開する
[発行ウィザード] を使用するか、**[プロジェクト デザイナー]**の [発行] のページを使用して (配置する) Office ソリューションを発行できます。 これらの方法の相違点については、「ClickOnce を使用した Office ソリューションの発行」を参照してください。
対象: このトピックの情報は、Microsoft Office 2013 Preview および Microsoft Office 2010 のドキュメント レベルのプロジェクトおよびアプリケーション レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。
注意
次の手順で参照している Visual Studio ユーザー インターフェイス要素の一部は、お使いのコンピューターでは名前や場所が異なる場合があります。これらの要素は、使用する Visual Studio のエディションとその設定によって決まります。詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。
このトピックのビデオ バージョンについては、「Video How to: Deploy an Office Solution by Using ClickOnce (2007 System) (ビデオ デモ: ClickOnce を使用して Office ソリューションを配置する (2007 システム))」を参照してください。
Officeソリューションを発行ウィザードを使用して発行するには
[ビルド] メニューの [<solutionName> の発行] をクリックします。
発行ウィザードが表示されます。
[このアプリケーションを発行する場所を指定してください] ボックスに、ソリューション ファイルのコピー先となるフォルダーのパスを入力します。 ここでは、ローカル パス (C:\foldername\foldername)、URL (HTTP または HTTPS) の完全パス、UNC パス (\\servername\foldername)、相対パス (publishfolder\) のいずれかを指定できます。
開発用コンピューターにインターネット インフォメーション サービス (IIS: Internet Information Service) をインストールしている場合は、[このアプリケーションを発行する場所を指定してください] ボックスに既定で https://localhost/project name/ と表示されます。 それ以外の場合は、このボックスに既定で publish\ と表示され、ソリューションはプロジェクト ディレクトリの発行フォルダーに発行されます。
注意
Windows Vista および Windows 7 では、IIS に発行する場合、Visual Studio を管理者として起動する必要があります。
[次へ] をクリックします。
[エンド ユーザーのコンピューター上での、既定のインストール パスを指定してください] ページで、エンド ユーザーが配置されたソリューションにアクセスする場所を示すオプションを選択します。 テキスト ボックスが使用可能な場合は、フォルダーの完全パスを入力してください。
注意
ここでパスを指定した場合、ユーザーがソリューションをインストールするためには、発行フォルダー内のファイルをインストール場所にコピーする必要があります。詳細については、「方法: Office ソリューションのインストール パスを変更する」を参照してください。
インストール場所は、エンド ユーザー用のインストール パスが決定されていて、変更の予定がない場合のみ指定してください。インストール場所を設定すると、セットアップ プログラムはその場所でインストール ファイルを探します。詳細については、「ClickOnce を使用した Office ソリューションの発行」を参照してください。
[完了] をクリックします。
発行ウィザードでは、セットアップ プログラム、最新のバージョン固有の配置マニフェストを参照する配置マニフェスト、およびソリューション ドキュメント (ドキュメント レベルのカスタマイズの場合) が最初のページで指定した場所にコピーされます。 アセンブリ、バージョン固有のアプリケーション マニフェスト、およびバージョン固有の配置マニフェストは、発行フォルダー内の Application Files フォルダーにあるバージョン固有のサブディレクトリにコピーされます。
インストール場所が発行場所と異なる場合は、ソリューション ファイルをインストール場所にコピーします。 インストール場所は、エンド ユーザーがソリューションをインストールするときにアクセスする場所です。
ドキュメントの場所を Office の信頼できるフォルダーのリストに追加するなど、各エンド ユーザーがソリューションを実行するために必要なセキュリティ設定の変更を行います。 詳細については、「Office ソリューションのセキュリティ保護」を参照してください。
Officeソリューションのプロジェクト デザイナーを使用して発行するには
ソリューション エクスプローラーでプロジェクト ノードを選択し、[プロジェクト] メニューの [Projectname のプロパティ] をクリックします。
プロジェクト デザイナーが表示されます。
[発行] タブをクリックします。
[発行フォルダーの場所 (Web サイト、FTP サーバー、またはファイル パス)] ボックスに、プロジェクト デザイナーによってソリューション ファイルをコピーするフォルダーのパスを入力します。 ここでは、ローカル パス (C:\foldername\foldername)、URL (HTTP または HTTPS) の完全パス、UNC パス (\\servername\foldername)、相対パス (publishfolder\) のいずれかを指定できます。
開発用コンピューターにインターネット インフォメーション サービス (IIS) をインストールしている場合は、[発行フォルダーの場所 (Web サイト、FTP サーバー、またはファイル パス)] ボックスに既定で https://localhost/project name/ と表示されます。 それ以外の場合は、このボックスに既定で publish\ と表示され、ソリューションはプロジェクト ディレクトリの発行フォルダーに発行されます。
注意
Windows Vista および Windows 7 では、IIS に発行する場合、Visual Studio を管理者として起動する必要があります。
[インストール フォルダーの URL] ボックスに、配置したソリューションの保存場所の完全パスを入力します。 CD またはリムーバブル ドライブに配置する場合は、このボックスを空白のままにしてください。
注意
ここでパスを指定した場合、ユーザーがソリューションをインストールするためには、発行フォルダー内のファイルをインストール場所にコピーする必要があります。詳細については、「方法: Office ソリューションのインストール パスを変更する」を参照してください。
インストール場所は、エンド ユーザー用のインストール パスが決定されていて、変更の予定がない場合のみ指定してください。インストール場所を設定すると、セットアップ プログラムはその場所でインストール ファイルを探します。詳細については、「ClickOnce を使用した Office ソリューションの発行」を参照してください。
[必須コンポーネント] をクリックし、必要に応じて既定の設定を変更します。 詳細については、「[必須コンポーネント] ダイアログ ボックス」を参照してください。
注意
.NET Framework 4を対象とするMicrosoft Office 2013 プレビュー版 またはMicrosoft Office 2010のソリューションを作成する場合は、[必須コンポーネント] ダイアログ ボックスでOffice RuntimeのVisual Studio 2010 Toolsを選択する必要があります。
[更新] をクリックし、各エンド ユーザーのカスタマイズが更新プログラムをチェックする頻度を指定します。 CD またはリムーバブル ドライブを使用して配置を行う場合は、[更新の確認をしない] に設定します。 このような設定可能な更新の詳細については、「ClickOnce を使用した Office ソリューションの発行」を参照してください。
[発行の言語] ボックスの一覧で、ソフトウェア ライセンス条項および表示される UI メッセージの言語を選択します。
注意
この言語設定によってアプリケーションや配置マニフェストの言語が変更されることはありません。
プロジェクト デザイナーでバージョン番号を自動的に更新する場合は、[発行するバージョン] セクションで [リリースごとにリビジョンを自動的に追加する] がオンになっていることを確認します。 バージョン番号を自動的に更新しない場合は、このチェック ボックスをオフにし、バージョン番号を手動で設定します。
[今すぐ発行] をクリックします。
プロジェクト デザイナーによって、セットアップ プログラム、最新のバージョン固有の配置マニフェストを参照する配置マニフェスト、およびソリューション ドキュメント (ドキュメント レベルのカスタマイズの場合) が発行フォルダーの場所として指定した場所にコピーされます。 アセンブリ、バージョン固有のアプリケーション マニフェスト、およびバージョン固有の配置マニフェストは、発行フォルダー内の Application Files フォルダーにあるバージョン固有のサブディレクトリにコピーされます。
インストール場所が発行場所と異なる場合は、ソリューション ファイルをインストール場所にコピーします。 インストール場所は、エンド ユーザーがソリューションをインストールするときにアクセスする場所です。
ドキュメントの場所を Office の信頼できるフォルダーのリストに追加するなど、各エンド ユーザーがソリューションを実行するために必要なセキュリティ設定の変更を行います。 詳細については、「Office ソリューションのセキュリティ保護」を参照してください。