Convert-Path
Windows PowerShell のパスを Windows PowerShell プロバイダーのパスに変換します。
構文
Convert-Path [-LiteralPath] <string[]> [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
Convert-Path [-Path] <string[]> [-UseTransaction] [<CommonParameters>]
説明
Convert-Path コマンドレットは、Windows PowerShell のパスを Windows PowerShell プロバイダーのパスに変換します。
パラメーター
-LiteralPath <string[]>
変換するパスを指定します。LiteralPath パラメーターの値は入力したとおりに使用されます。ワイルドカードとして解釈される文字はありません。パスにエスケープ文字が含まれている場合は、単一引用符で囲みます。単一引用符で囲んだ文字はエスケープ シーケンスとして解釈されません。
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
true (ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-Path <string[]>
変換する Windows PowerShell のパスを指定します。
必須 |
true |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
true (ByValue, ByPropertyName) |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
-UseTransaction
コマンドを有効なトランザクションに含めます。このパラメーターは、トランザクションの進行中のみ有効です。詳細については、「about_Transactions」を参照してください。
必須 |
false |
位置 |
named |
既定値 |
|
パイプライン入力を許可する |
false |
ワイルドカード文字を許可する |
false |
<CommonParameters>
このコマンドレットは、次の共通パラメーターをサポートします: -Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable。詳細については、次を参照してください: about_Commonparameters.
入力と出力
入力値の型は、コマンドレットへのパイプが可能なオブジェクトの型です。戻り値の型は、コマンドレットによって返されるオブジェクトの型です。
入力 |
System.String パイプを使用してリテラル パスではなくパスを Convert-Path に渡すことができます。 |
出力 |
System.String Convert-Path は、変換されたパスを含む文字列を返します。 |
注
Path という名詞を含むコマンドレット (Path コマンドレット) は、パス名を操作し、すべての Windows PowerShell プロバイダーが解釈できる簡潔な形式の名前を返します。プログラムやスクリプトで、パス名の全部または一部を特定の形式で表示するために使用することを目的としています。Dirname、Normpath、Realpath、Join など、他のパス操作コマンドレットと同じように使用します。
パス コマンドレットは、FileSystem、Registry、Certificate など、いくつかのプロバイダーで使用できます。
Convert-Path コマンドレットは、プロバイダーによって公開されているデータを使用するように設計されています。セッションで使用可能なプロバイダーの一覧を表示するには、「Get-PSProvider」と入力します。詳細については、「about_Providers」を参照してください。
例 1
C:\PS>convert-path ~
説明
-----------
このコマンドを実行すると、現在の作業ディレクトリが展開されます。
例 2
C:\PS>convert-path HKLM:\software\microsoft
説明
-----------
このコマンドを実行すると、Windows PowerShell プロバイダーのパスが標準のレジストリ パスに変換されます。