ValueType クラス
値型の基本クラスを提供します。
この型のすべてのメンバの一覧については、ValueType メンバ を参照してください。
System.Object
System.ValueType
派生クラス
<Serializable>
MustInherit Public Class ValueType
[C#]
[Serializable]
public abstract class ValueType
[C++]
[Serializable]
public __gc __abstract class ValueType
[JScript]
public
Serializable
abstract class ValueType
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。
解説
ValueType は、値型により適した実装を提供して、 Object の仮想メソッドをオーバーライドします。 ValueType から継承される Enum のトピックも参照してください。
データ型は、値型と参照型に分けられます。値型は、スタック上に割り当てられているか、構造体にインラインで割り当てられています。参照型はヒープ上に割り当てられます。参照型も値型もすべての基になっている基本クラス Object から派生しています。値型がオブジェクトのように動作する必要がある場合、値型を参照オブジェクトのように見せるラッパーがヒープ上に割り当てられ、その値型の値が割り当てられたラッパーにコピーされます。ラッパーは、その中に値型が格納されていることがシステムにわかるようにマークされます。このプロセスはボックス化と呼ばれ、その逆のプロセスはボックス化解除と呼ばれます。ボックス化とボックス化解除によって、すべての型をオブジェクトとして扱うことができます。
必要条件
名前空間: System
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)
参照
ValueType メンバ | System 名前空間 | Object | Enum