ImpersonationLevelOption 列挙体

サーバー アプリケーションのターゲットを呼び出す場合に許可される偽装レベルを指定します。

<Serializable>
Public Enum ImpersonationLevelOption
[C#]
[Serializable]
public enum ImpersonationLevelOption
[C++]
[Serializable]
__value public enum ImpersonationLevelOption
[JScript]
public
   Serializable
enum ImpersonationLevelOption

解説

偽装が正常に行われると、サーバーはクライアントを一定のレベルで偽装できます。偽装の程度を偽装レベルと呼び、クライアントを偽装するサーバーに付与する権限を示します。

メモ   ライブラリ (inproc) アプリケーションの場合の有効な設定は、Default と指定なしだけです。

メンバ

メンバ名 説明
Anonymous クライアントはサーバーに対して匿名となります。サーバー プロセスはクライアントを偽装できますが、偽装トークンにはそのクライアントに関する情報は格納されていません。
Default 指定された認証サービスの既定の偽装レベルを使用します。COM+ では、この設定は LocalComputer コレクションの DefaultImpersonationLevel プロパティで行うことができます。
Delegate 最も強力な偽装レベル。このレベルを選択すると、サーバーはローカル、リモートにかかわらず、クライアントのセキュリティ コンテキストを偽装しつつ、そのクライアントに代わってアクションを実行できます。
Identify システム既定のレベル。サーバーはクライアントの ID を取得できるため、クライアントを偽装して ACL チェックを実行できます。
Impersonate サーバーはクライアントのセキュリティ コンテキストを偽装しつつ、そのクライアントに代わってアクションを実行できます。サーバーはクライアントとしてローカル リソースにアクセスできます。

必要条件

名前空間: System.EnterpriseServices

プラットフォーム: Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: System.Enterpriseservices (System.Enterpriseservices.dll 内)

参照

System.EnterpriseServices 名前空間