Type.GetPropertyImpl メソッド

派生クラスによってオーバーライドされるときに、指定のバインディング制約を使用して、指定した引数の型および修飾子と一致するパラメータが設定されたプロパティを検索します。

Protected MustOverride Function GetPropertyImpl( _
   ByVal name As String, _   ByVal bindingAttr As BindingFlags, _   ByVal binder As Binder, _   ByVal returnType As Type, _   ByVal types() As Type, _   ByVal modifiers() As ParameterModifier _) As PropertyInfo
[C#]
protected abstract PropertyInfo GetPropertyImpl(stringname,BindingFlagsbindingAttr,Binderbinder,TypereturnType,Type[] types,ParameterModifier[] modifiers);
[C++]
protected: virtual PropertyInfo* GetPropertyImpl(String* name,BindingFlagsbindingAttr,Binder* binder,Type* returnType,Type* types[],ParameterModifiermodifiers[]) = 0;
[JScript]
protected abstract function GetPropertyImpl(
   name : String,bindingAttr : BindingFlags,binder : Binder,returnType : Type,types : Type[],modifiers : ParameterModifier[]) : PropertyInfo;

パラメータ

  • name
    取得するプロパティの名前を格納している String

  • bindingAttr
    検索の実行方法を指定する 1 つ以上の BindingFlags から成るビット マスク。

    または

    null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返す 0。

  • binder
    一連のプロパティを定義し、バインディングを有効にする Binder オブジェクト。バインディングには、オーバーロードされたメンバの選択、引数の型の強制変換、リフレクションによるメンバの呼び出しなどが含まれます。

    または

    DefaultBinder を使用する場合は null 参照 (Visual Basic では Nothing) 。

  • returnType
    プロパティの戻り値の型。

  • types
    取得するインデックス付きプロパティに対するパラメータの数値、順序、および型を表す Type オブジェクトの配列。

    または

    インデックス付けされていないプロパティを取得するための、 Type 型の空の配列 (Type[] types = new Type[0])。

  • modifiers
    types 配列内の対応する要素に関連付けられている属性を表す ParameterModifier オブジェクトの配列。既定のバインダは、このパラメータを処理しません。

戻り値

指定した要件と一致するプロパティが存在する場合は、そのプロパティを表す PropertyInfo オブジェクト。それ以外の場合は null 参照 (Visual Basic では Nothing) 。

例外

例外の種類 条件
AmbiguousMatchException 指定した名前を持ち、指定したバインディング制約に一致するプロパティが 2 つ以上存在します。
ArgumentNullException name が null 参照 (Visual Basic では Nothing) です。

または

types が null 参照 (Nothing) です。

または

types の 1 つの要素が null 参照 (Nothing) です。

ArgumentException types が多次元です。

または

modifiers が多次元です。

または

types と modifiers の長さが異なります。

解説

既定のバインダは ParameterModifier (modifiers パラメータ) を処理しませんが、 System.Reflection.Binder 抽象クラスを使用して modifiers を処理するカスタム バインダを記述できます。 ParameterModifier は、COM 相互運用機能によって呼び出すときだけに使用され、参照渡しされるパラメータだけが処理されます。

types 配列と modifiers 配列の長さが同じです。types 配列で指定するパラメータには、 modifiers 配列で指定されている pdIn、pdOut、pdLcid、pdRetval、pdOptional、pdHasDefault の各属性を設定できます。これらの属性は、それぞれ [In]、[Out]、[lcid]、[retval]、[optional]、およびパラメータが既定値を持つかどうかを指定する値を表します。パラメータに関連付けられた属性はメタデータに格納され、相互運用性のために使用されます。

次の BindingFlags フィルタ フラグは、検索対象に含めるプロパティを定義するために使用できます。

  • 検索対象にインスタンスのプロパティを含めるための Instance。
  • 検索対象に静的プロパティを含めるための Static
  • 検索対象にパブリック プロパティを含めるための Public
  • 検索対象にパブリックではないプロパティ (つまり、プライベート プロパティやプロテクト プロパティ) を含めるための NonPublic

次の BindingFlags 修飾フラグは、検索方法を変更するために使用できます。

  • name の大文字と小文字の違いを無視するための IgnoreCase
  • Type で宣言されたプロパティだけを検索するための DeclaredOnly 。単に継承されただけのプロパティは検索されません。

詳細については、「 System.Reflection.BindingFlags 」を参照してください。

要求された型がパブリックではなく、呼び出し元に現在のアセンブリ外の非パブリック オブジェクトをリフレクションするための ReflectionPermission がない場合、このメソッドは null 参照 (Visual Basic では Nothing) を返します。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET, Common Language Infrastructure (CLI) Standard

参照

Type クラス | Type メンバ | System 名前空間 | PropertyInfo | String | BindingFlags | Binder | DefaultBinder | ParameterModifier | ReflectionPermission | GetProperty | GetProperties