<httpRuntime> 要素
ASP.NET の HTTP ランタイム設定値を構成します。このセクションは、コンピュータ、サイト、アプリケーション、サブディレクトリの各レベルで宣言できます。
<configuration>
<system.web>
<httpRuntime>
<httpRuntime useFullyQualifiedRedirectUrl="true|false" maxRequestLength="size in kbytes" executionTimeout="seconds"minFreeThreads="number of threads"minFreeLocalRequestFreeThreads="number of threads"appRequestQueueLimit="number of requests" versionHeader="version string"/>
省略可能属性
属性 | オプション | 説明 |
---|---|---|
appRequestQueueLimit | ASP.NET がアプリケーションのためにキューに置く要求の最大数。要求を処理するためのフリー スレッドの数が不足している場合、要求はキューに置かれます。キューに置かれた要求の数がこの設定値で指定された上限を超えると、"503 - サーバーがビジー状態です" というエラーが発行され、着信する要求が拒否されます。 | |
executionTimeout | ASP.NET によって自動的にシャットダウンされるまでに要求を実行できる最大秒数を示します。 | |
maxRequestLength | ASP.NET でサポートされる最大ファイル アップロード サイズを示します。この制限値を使用すると、ユーザーがサイズの大きいファイルをサーバーにポスト バックしようとしたときに発生するサービス不能攻撃を防ぐことができます。指定されたサイズの単位はキロバイトです。既定では 4096 KB (4 MB) です。 | |
minFreeLocalRequestFreeThreads | 新しいローカル要求を実行できるようにするために、ASP.NET で使用可能なフリー スレッドの最小数。要求の処理中にローカル ホストに対して子要求が発行される場合に備えて、ローカル ホストから着信する要求のために、この数のスレッドが予約されます。これにより、Web サーバーへの再帰的な再入でデッドロックが発生するのを防ぐことができます。 | |
minFreeThreads | 新しい要求を実行できるようにするフリー スレッドの最小数。ASP.NET は、追加のスレッドを使用して処理を完了する必要がある要求のために、この数のフリー スレッドを予約します。 | |
useFullyQualifiedRedirectUrl | クライアント側のリダイレクトが絶対パス ({HYPERLINK "https://server/path" } 形式、所定のモバイル コントロールで必須) であるか、または相対パスのリダイレクトがクライアントに送信されるかを示します。 | |
true | クライアント側のリダイレクトを絶対パスで送信する必要があることを指定します。これは、絶対パスではないすべてのリダイレクトを絶対パス形式に自動的に変換することによって実行されます。 | |
false | クライアント側のリダイレクトを絶対パス形式に自動的に変換する必要がないことを指定します。false は、既定の設定です。 | |
versionHeader | ASP.NET が各応答と共に送信するバージョン ヘッダーの値を指定します。この属性は、どのバージョンの ASP.NET が使用されているのかを決めるために Microsoft Visual Studio .NET によって使用されます。この属性は稼動サイトでは不要であり、Web.config または Machine.config から属性を削除するか、属性に空の文字列を設定する (versionHeader="") ことによって、無効にできます。 |
例
ASP.NET アプリケーションの HTTP ランタイム パラメータを指定する例を次に示します。
<configuration>
<system.web>
<httpRuntime maxRequestLength="4000"
useFullyQualifiedRedirectUrl="true"
executionTimeout="45"
versionHeader="1.1.4128"/>
</system.web>
</configuration>
必要条件
格納されている場所 : <system.web>
Web プラットフォーム**** : IIS 5.0、IIS 5.1、IIS 6.0
構成ファイル : Machine.config、Web.config
構成セクション ハンドラ : System.Web.Configuration.HttpRuntimeConfigurationHandler