Control.GotFocus イベント

コントロールがフォーカスを受け取ると発生します。

Public Event GotFocus As EventHandler
[C#]
public event EventHandler GotFocus;
[C++]
public: __event EventHandler* GotFocus;

[JScript] JScript では、このクラスで定義されているイベントを処理できます。ただし、独自に定義することはできません。

イベント データ

イベント ハンドラが EventArgs 型の引数を受け取りました。

解説

キーボード (Tab、Shift+Tab など) を使用するか、 Select メソッドまたは SelectNextControl メソッドを呼び出すか、 ContainerControl.ActiveControl プロパティを現在のフォームに設定してフォーカスを変更するとき、次の順序でフォーカス イベントが発生します。

  1. Enter
  2. GotFocus
  3. Leave
  4. Validating
  5. Validated
  6. LostFocus

マウスを使用するか Focus メソッドを呼び出してフォーカスを変更するとき、フォーカス イベントは次の順序で発生します。

  1. Enter
  2. GotFocus
  3. LostFocus
  4. Leave
  5. Validating
  6. Validated

CausesValidation プロパティが false に設定されている場合、 Validating イベントおよび Validated イベントは発生しません。

メモ    GotFocus イベントおよび LostFocus イベントは、WM_KILLFOCUS Windows メッセージおよび WM_SETFOCUS Windows メッセージに結び付けられた、低水準のフォーカス イベントです。一般的に、 GotFocus イベントおよび LostFocus イベントは、 UICues を更新するときにだけ使用されます。 Activated イベントおよび Deactivate イベントを使用する Form クラス以外のすべてのコントロールに対して、 Enter イベントおよび Leave イベントを使用する必要があります。 GotFocus イベントおよび LostFocus イベントの詳細については、MSDN ライブラリにある『Platform SDK』ドキュメントの「Keyboard Input Reference」で、 WM_SETFOCUS および WM_KILLFOCUS のトピックを参照してください。

注意    LostFocus イベント ハンドラの中からフォーカスを設定しないでください。フォーカスを設定すると、アプリケーションやオペレーティング システムが応答を停止することがあります。 LostFocus イベントの詳細については、MSDN ライブラリの『Platform SDK』ドキュメントの「Keyboard Input Reference」で WM_KILLFOCUS 、および「Messages and Message Queues」で Message Deadlocks を参照してください。

イベント処理の詳細については、「 イベントの利用 」を参照してください。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

Control クラス | Control メンバ | System.Windows.Forms 名前空間 | OnGotFocus