SelectionRange クラス

月間予定表コントロールで選択されている日付範囲を表します。

この型のすべてのメンバの一覧については、SelectionRange メンバ を参照してください。

System.Object
   System.Windows.Forms.SelectionRange

NotInheritable Public Class SelectionRange
[C#]
public sealed class SelectionRange
[C++]
public __gc __sealed class SelectionRange
[JScript]
public class SelectionRange

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

解説

SelectionRange は、 MonthCalendar コントロール上で選択および強調表示されている日付または日付範囲を表します。選択されている日数が 1 日だけの場合は、 Start プロパティと End プロパティの値が等しくなります。 SelectionRange は、ユーザーがある日付をクリックしたまま目的の日付範囲をマウス ポインタでドラッグして選択して変更できます。また、日付範囲をコードで設定することもできます。たとえば、2 つの TextBox コントロールまたは 2 つの DateTimePicker コントロールを使用してユーザーが日付範囲を指定するようにし、入力されたデータを基に SelectionRange を設定できます。

使用例

[Visual Basic, C#, C++] Button がクリックされたときに、2 つの TextBox コントロールに入力された 2 つの日付に基づいて、 MonthCalendar コントロールの SelectionRange プロパティを設定する例を次に示します。このコードは、 MonthCalendar コントロールの新しいインスタンス、2 つの TextBox コントロール、および ButtonForm 上に作成されていることを前提にしています。テキスト ボックスに入力された Text を検証するためのコードを追加し、入力された日付が有効かどうかを確認できます。

 
Private Sub button1_Click(sender As Object, e As EventArgs)
   ' Set the SelectionRange with start and end dates from text boxes.
   Try
      monthCalendar1.SelectionRange = New SelectionRange( _
        DateTime.Parse(textBox1.Text), _
        DateTime.Parse(textBox2.Text))
   Catch ex As Exception
      MessageBox.Show(ex.Message)
   End Try
End Sub

[C#] 
private void button1_Click(object sender,
                           EventArgs e)
{
   // Set the SelectionRange with start and end dates from text boxes.
   try
   {
      monthCalendar1.SelectionRange = new SelectionRange(
        DateTime.Parse(textBox1.Text),
        DateTime.Parse(textBox2.Text));
   }
   catch(Exception ex)
   {
      MessageBox.Show(ex.Message);
   }
}

[C++] 
private:
void button1_Click(Object* /*sender*/,
                   EventArgs* /*e*/)
{
   // Set the SelectionRange with start and end dates from text boxes.
   try
   {
      monthCalendar1->SelectionRange = new SelectionRange(
        DateTime::Parse(textBox1->Text),
        DateTime::Parse(textBox2->Text));
   }
   catch(Exception* ex)
   {
      MessageBox::Show(ex->Message);
   }
}

[JScript] JScript のサンプルはありません。Visual Basic、C#、および C++ のサンプルを表示するには、このページの左上隅にある言語のフィルタ ボタン 言語のフィルタ をクリックします。

必要条件

名前空間: System.Windows.Forms

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: System.Windows.Forms (System.Windows.Forms.dll 内)

参照

SelectionRange メンバ | System.Windows.Forms 名前空間 | DateTimePicker | DateTime