<xsl:output> 要素
結果ツリーのシリアル化で使用するオプションを指定します。
<xsl:output
method = "xml" | "html" | "text" | QName
version = nmtoken
encoding = string
omit-xml-declaration = "yes" | "no"
standalone = "yes" | "no"
doctype-public = string
doctype-system = string
cdata-section-elements = QNames
indent = "yes" | "no"
media-type = string
/>
属性
method
結果ツリーの出力に使用するメソッド全体を識別します。プレフィックスがない場合は、このドキュメントで指定されているメソッドを識別します。指定されているメソッドは、"xml"、"html"、"text"、または (NCName ではない) 修飾名 (QName) のいずれかであることが必要です。プレフィックスがある場合は、プレフィックスが展開され、出力メソッドを識別します。method
属性の既定値は、次のように選択されます。次の条件のいずれかに当てはまる場合、既定の出力メソッドは "html" になります。結果ツリーのルート ノードが子要素を持っている。
結果ツリーのルート ノード (つまり、ドキュメント要素) の最初の子要素の展開名がローカル部 "html" (任意の大文字と小文字の組み合わせ) と null 名前空間 URI から構成される。
結果ツリーのルート ノードの最初の子要素より前にあるすべてのテキスト ノードに空白文字しか含まれていない。
それ以外の場合の既定の出力メソッドは "xml" です。
<xsl:output>
要素がない場合、またはいずれの<xsl:output>
要素でもmethod
属性の値が指定されていない場合は、既定の出力メソッドを使用する必要があります。XHTML を出力する場合、出力メソッドを "html" ではなく "xml" に設定すると効率的です。
- version
"xml" 出力メソッドに対してバージョン 1.0 を指定します。これは、出力 XML 宣言に<?xml version="1.0"?>
として記述されます。
- encoding
パーサーが文字のシーケンスをバイトのシーケンスとしてエンコードするときに使用する必要のある、優先される文字エンコードを指定します。属性の値の扱いでは、大文字と小文字が区別されます。この値は、印刷可能な ASCII 文字のみで構成し、登録された文字セットを使用するか、先頭を x- にする必要があります。
- omit-xml-declaration
XSLT プロセッサが XML 宣言を出力する必要があるかどうかを指定します。値は yes または no でなければなりません。
- standalone
XSLT プロセッサがスタンドアロン ドキュメント宣言を出力する必要があるかどうかを指定します。値は yes または no でなければなりません。
- doctype-public
DTD で使用されるパブリック識別子を指定します。
- doctype-system
DTD で使用されるシステム識別子を指定します。
- cdata-section-elements
CDATA セクションを使って子テキスト ノードを出力する必要のある要素の 修飾名 のリストを指定します。
- indent
結果ツリーの出力時に空白を追加するかどうかを指定します。値は yes または no でなければなりません。
- media-type
結果ツリーの出力によって生成されるデータのメディア タイプ (MIME コンテンツ型) を指定します。
要素情報
出現回数 |
無制限 |
親要素 |
|
子要素 |
(子要素はありません) |
解説
スタイル シートには、複数の <xsl:output>
要素を含めることができ、<xsl:output>
要素が含まれたスタイル シートをインクルードすることもできます。スタイル シートに出現するすべての <xsl:output>
要素が 1 つの有効な <xsl:output>
要素に統合されます。1 つの属性についてそのような値が複数ある場合は、エラーが発生します。属性の値は、<xsl:output>
属性が統合された後、既定値になります。属性の既定値は出力メソッドによって異なることがあります。
例
次のトピックでは、<xsl:output>
の例を示します。