<identity>

発行されたトークンを使用する場合、クライアントでサーバーの認証を有効にする設定を指定します。

ID 要素を使用すると、クライアント開発者は予想されるサービスの ID をデザイン時に指定できます。クライアントとサービス間のハンドシェイク プロセスでは、Windows Communication Foundation (WCF) インフラストラクチャが、予想されるサービスの ID とこの要素の値との一致を確実に行います。詳細については、「Specifying Service Identity」を参照してください。

<system.serviceModel>
  <client>
    <client> の <endpoint>

<identity>
    <certificate encodedValue="String"/>
    <certificateReference findValue="String" 
       isChainIncluded="Boolean"
       storeName="AddressBook/AuthRoot/CertificateAuthority/Disallowed/My/Root/TrustedPeople/TrustedPublisher"storeName="
       storeLocation="LocalMachine/CurrentUser"
       X509FindType= Enumeration./>
    <dns value="String"/>
    <rsa value="String"/>
    <servicePrincipalName value="String"/>
    <usePrincipalName value="String"/>
</identity>

属性および要素

属性

なし。

子要素

要素 説明

certificate

X.509 証明書の設定を指定します。この要素は CertificateElement 型です。この要素には、この証明書でエンコードされる値を指定する文字列の encodedValue 属性が含まれています。

certificateReference

X.509 証明書検証の設定を指定します。この要素は CertificateReferenceElement 型です。

dns

サービスの認証に使用される X.509 証明書の DNS を指定します。この要素には、実際の ID を含む文字列の value 属性が含まれています。

rsa

クライアントに対するサービスの認証に使用される X.509 証明書の RSA フィールドの値を指定します。この要素には、実際の ID を含む文字列の value 属性が含まれています

servicePrincipalName

サーバー プリンシパル名 (SPN) ID を指定します。これは、サービスのインスタンスを一意に識別するために、クライアントにより使用されるプリンシパル名です。この要素には、実際のプリンシパル名が文字列で含まれている value 属性が含まれています。この要素は ServicePrincipalNameElement 型です。

userPrincipalName

ユーザー プリンシパル名 (UPN) ID を指定します。これは、ネットワーク上のユーザーのログオン名の種類です。ユーザー プリンシパル名では、Active Directory で使用されるユーザー オブジェクト名の後に、@ 記号が続き、通常はその後にドメイン名システムの親ドメインが続きます。たとえば、Fabrikam.com ドメイン ツリーの Jeff は、ユーザー プリンシパル名 jeff@fabrikam.com を持っている可能性があります。この要素には、実際のプリンシパル名が文字列で含まれている value 属性が含まれています。この要素は UserPrincipalNameElement 型です。

親要素

要素 説明

<custom>

netPeerTcpBinding のカスタム ピア リゾルバを指定します。

<endpoint>

さまざまなタイプのエンドポイントを設定します。

<issuer>

フェデレーション サービスのセキュリティ トークン サービス (STS) を指定します。

<issuerMetadata>

フェデレーション サービスのセキュリティ トークン サービス (STS) のメタデータ エンドポイントを指定します。

<issuedTokenParameters>

カスタム バインディングで発行済みトークンのパラメータを定義します。

<localIssuer>

ローカル セキュリティ トークン サービス (STS) を指定します。

関連項目

リファレンス

IdentityElement
EndpointAddress
Identity

その他の技術情報

Specifying Service Identity
Endpoints: Addresses, Bindings, and Contracts