方法 : 双方向コントラクトを使用してサービスにアクセスする

[アーティクル]
09/12/2008

Windows Communication Foundation (WCF) の機能の 1 つに、双方向のメッセージングパターンを使用するサービスを作成する機能があります。双方向のメッセージングパターンを使用するサービスは、コールバックを通じてクライアントと通信できます。ここでは、コールバックインターフェイスを実装するクライアントクラス内に WCF クライアントを作成する手順を示します。

二重バインディングでは、クライアントの IP アドレスをサービスに公開します。クライアントは、セキュリティを使用して信頼するサービスだけに接続できるようにする必要があります。

WCF の基本的なサービスとクライアントの作成方法に関するチュートリアルについては、「チュートリアル入門」を参照してください。

双方向サービスにアクセスするには

2 つのインターフェイスを含むサービスを作成します。1 つ目のインターフェイスはサービスに使用し、2 つ目のインターフェイスはコールバックに使用します。双方向サービスの作成方法詳細については、、「方法 : 双方向コントラクトを作成する」を参照してください。
サービスを実行します。
ServiceModel Metadata Utility Tool (Svcutil.exe) を使用して、クライアントのコントラクト (インターフェイス) を生成します。これを実行する方法については、「方法 : Windows Communication Foundation クライアントを作成する」を参照してください。

次の例に示すように、クライアントクラスにコールバックインターフェイスを実装します。

public class CallbackHandler : ICalculatorDuplexCallback
{
    public void Result(double result)
    {
        Console.WriteLine("Result ({0})", result);
    }
    public void Equation(string equation)
    {
        Console.WriteLine("Equation({0})", equation);
    }
}

Public Class CallbackHandler 
Implements ICalculatorDuplexCallback
   Public Sub Result (ByVal result As Double)
      Console.WriteLine("Result ({0})", result)
   End Sub
    Public Sub Equation(ByVal equation As String)
        Console.Writeline("Equation({0})", equation)
    End Sub
End Class

InstanceContext クラスのインスタンスを作成します。コンストラクタには、クライアントクラスのインスタンスが必要です。
```
InstanceContext site = new InstanceContext(new CallbackHandler());
```
```
Dim site As InstanceContext = New InstanceContext(new CallbackHandler())
```
InstanceContext オブジェクトを必要とするコンストラクタを使用して、WCF クライアントのインスタンスを作成します。コンストラクタの 2 番目のパラメータは、構成ファイルに含まれるエンドポイントの名前です。
```
CalculatorDuplexClient wcfClient = 
new CalculatorDuplexClient(site, "default")
```
```
Dim wcfClient As New CalculatorDuplexClient(site, "default")
```
必要に応じて、WCF クライアントのメソッドを呼び出します。

例

双方向コントラクトにアクセスするクライアントクラスを作成する方法を次のコード例に示します。

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