基本的なプログラミング ライフサイクル

Windows Communication Foundation (WCF) では、アプリケーションは、同一のコンピュータ上、インターネット上、異なるアプリケーション プラットフォーム上のいずれに存在しても、通信できます。ここでは、WCF アプリケーションを構築するために必要な作業について説明します。実際に動作するサンプル アプリケーションについては、「チュートリアル入門」を参照してください。

基本的な作業

基本的な作業は、次の順序で行います。

  1. サービス コントラクトを定義します。サービス コントラクトでは、サービスの署名、交換するデータ、およびコントラクトに必要なその他のデータを指定します。詳細については、「サービス コントラクトの設計」を参照してください。
  2. コントラクトを実装します。サービス コントラクトを実装するには、そのコントラクトを実装するクラスを作成し、ランタイムに必要なカスタム動作を指定します。詳細については、「サービス コントラクトの実装」を参照してください。
  3. エンドポイント情報およびその他の動作情報を指定して、サービスを構成します。詳細については、「サービスの構成」を参照してください。
  4. アプリケーションでサービスをホストします。詳細については、「ホスティング サービス」を参照してください。
  5. クライアント アプリケーションを構築します。詳細については、「クライアントを構築する」を参照してください。

このセクションのトピックではこの順に従って説明しますが、手順を最初から実行しないシナリオもあります。たとえば、既存のサービスを使用するクライアントを構築する場合は、手順 5. から開始します。また、既存のクライアント アプリケーションが使用するサービスを構築する場合は、手順 5. を省略できます。

サービス コントラクトの開発について理解したら、「拡張機能の概要」にも目を通します。サービスで問題が発生した場合は、「WCF トラブルシューティング クイックスタート」をチェックし、同様の問題が他のサービスで発生していないかどうかを確認してください。

関連項目

概念

サービス コントラクトの実装