方法 : パラメータを検査または変更する

System.ServiceModel.Dispatcher.IParameterInspector インターフェイスを実装し、そのインターフェイスをクライアントまたはサービス ランタイムに挿入することによって、Windows Communication Foundation (WCF) クライアント オブジェクトまたは WCF サービス上で 1 回の操作に対する受信メッセージまたは送信メッセージを検査または変更できます。通常、操作の動作は、1 回の操作に対してパラメータ インスペクタを追加するために使用します。他の動作は、広い範囲でランタイムへの簡単なアクセスを提供するために使用できます。詳細については、「クライアントの拡張」および「ディスパッチャの拡張」を参照してください。

パラメータの検査と変更

1. System.ServiceModel.Dispatcher.IParameterInspector インターフェイスを実装します。

2. 要求されるスコープに応じて System.ServiceModel.Description.IOperationBehavior、System.ServiceModel.Description.IEndpointBehavior、System.ServiceModel.Description.IServiceBehavior または System.ServiceModel.Description.IContractBehavior を実装し、パラメータ インスペクタを System.ServiceModel.Dispatcher.ClientOperation.ParameterInspectors プロパティまたは System.ServiceModel.Dispatcher.DispatchOperation.ParameterInspectors プロパティに追加します。

3. System.ServiceModel.ChannelFactory に対して System.ServiceModel.ClientBase.Open メソッドまたは System.ServiceModel.ICommunicationObject.Open メソッドを呼び出す前に、動作を挿入します。詳細については、「動作を使用したランタイムの構成と拡張」を参照してください。

例

下のコード例では、次の項目を順番に示しています。

• パラメータ インスペクタの実装
• System.ServiceModel.Description.IOperationBehavior、System.ServiceModel.Description.IEndpointBehavior、および System.ServiceModel.Description.IServiceBehavior を使用してパラメータ インスペクタを挿入する動作実装
• クライアント上にパラメータ インスペクタを挿入するために、クライアント アプリケーションでエンドポイント動作を読み込み、実行する構成ファイル

関連項目

概念

動作を使用したランタイムの構成と拡張