NetTcpBinding アプリケーションからピア チャネル アプリケーションへの変換

.NET Framework 3.0 を使用するクライアント間の接続は、その接続パラメータを記述するバインディングを使用して作成できます。ピアツーピア接続を使用するように .NET Framework アプリケーションを変換するには、クライアントを接続するときにこのテクノロジをサポートするバインディングが必要です。ピア チャネルには、NetPeerTcpBinding と呼ばれるバインディングが用意されています。このバインディングは、NetTcpBinding と同じような方法で使用できます。主な違いは、リゾルバ サービスの仕様とセキュリティ設定の定義です。

アプリケーションでリゾルバとセキュリティの既定の設定を使用する場合、通常のクライアント/サーバー ベースのアプリケーションは、アプリケーションの構成ファイルでバインディング名を "NetTcpBinding" から "NetPeerTcpBinding" に変更するだけで、ピア チャネルを使用するように変換できます。アプリケーションのコード ベースを変更する必要はありません。

NetPeerTcpBinding の使用方法の例については、「Net Peer TCP」を参照してください。

関連項目

概念

ピア チャネル アプリケーションの構築
システム標準のバインディング