権限管理コンテンツの公開のサンプル
更新 : 2007 年 11 月
権限管理コンテンツの公開のサンプルでは、デジタル著作権管理 (DRM) の保護を汎用コンテンツ データ ファイルに追加する方法を示します。このサンプルでは、権限管理の保護を、サンプル イメージ ファイル "Chocolate.png" および "Truffle.png" に追加する方法を示します。サンプルをビルドし、以下の手順に従って権限管理保護をサンプル イメージに追加します。
サンプルを起動したら、[File] メニューの [Open] をクリックして、"Chocolate.png"、"Truffle.png" のどちらのサンプル イメージ ファイルを表示するかを選択します。イメージが開き、アプリケーションの [Image] ペインに表示されます。
次に、[ファイル] メニューの [権限] をクリックし、ファイル "Document-Rights.xrml" を選択します。Extensible Rights Markup Language (XrML) ファイルでは、権限管理のために暗号化され保護されているドキュメントの特定ユーザーに付与する権限が定義されています。
権限管理ファイルを公開するには、[File] メニューの [Publish] をクリックし、[Publish Rights Managed Package As] ダイアログ ボックスで、新しい暗号化ファイルのファイル名を選択します。
アプリケーション ウィンドウには、Image ペインの他に、次の 2 つのパネルが表示されます。
"ステータス" ペインには、権限管理を使用してドキュメントを暗号化するときに実行する手順が表示されます。
[Rights] ペインには、付与されている、新しい管理ファイルに限定された権限を定義する "Document-Rights.xrml" ファイルの内容が示されます。
「権限管理コンテンツ ビューアのサンプル」では、新しい権限管理ファイルにアクセスして表示する方法を示します。
重要 : 権限管理コンテンツの公開サンプルを実行するには、Microsoft 権限管理サービス (RMS) で構成されたサーバーへのネットワーク アクセスが必要です。使用している開発環境で RMS を使用できるように構成する方法については、次のリンクを参照してください。
このサンプルでは、Windows Presentation Foundation (WPF) の特定の機能を示します。そのため、アプリケーションの開発ベスト プラクティスに従っていません。Windows Presentation Foundation (WPF) と Microsoft .NET Framework のアプリケーション開発ベスト プラクティスの包括的な説明については、適宜、次のトピックを参照してください。
ユーザー補助 - 「ユーザー補助のベスト プラクティス」
セキュリティ - 「Windows Presentation Foundation のセキュリティ」
ローカリゼーション - 「WPF のグローバリゼーションおよびローカリゼーションの概要」
サンプルのビルド
Windows ソフトウェア開発キット (SDK) をインストールして、そのビルド環境のコマンド ウィンドウを開きます。[スタート] メニューの [すべてのプログラム]、[Microsoft Windows SDK] の順にポイントし、[CMD シェル] をクリックします。
サンプルをハード ディスク ドライブにダウンロードします。通常は、ソフトウェア開発キット (SDK) のドキュメントからダウンロードします。
ビルド環境のコマンド ウィンドウからサンプルをビルドするには、サンプルのソース ディレクトリに移動します。コマンド プロンプトで「MSBUILD」と入力します。
Microsoft Visual Studio でサンプルをビルドするには、サンプル ソリューションかプロジェクト ファイルを読み込んで、Ctrl キーと Shift キーを押しながら B キーを押します。
サンプルの実行
コンパイルしたサンプルをビルド環境のコマンド ウィンドウから実行するには、サンプルのソース コード フォルダの下にある Bin\Debug または Bin\Release フォルダで .exe ファイルを実行します。
コンパイルしたサンプルを Visual Studio でデバッグしながら実行するには、F5 キーを押します。