ローカリゼーション
ローカリゼーションとは、アプリケーションのリソースを、アプリケーションでサポートする各カルチャのローカライズ バージョンへ翻訳する作業です。 ローカライズ対象の確認 ステップで、グローバライズ済みアプリケーションがローカライズ可能であることを確認してから、ローカリゼーションを開始してください。
ローカライズ可能なアプリケーションは、すべてのユーザー インターフェイス要素が格納されているブロックと、実行可能コードが格納されているブロックに分かれています。 ユーザー インターフェイス ブロックには、ニュートラル カルチャのローカライズ可能ユーザー インターフェイス要素 (文字列、エラー メッセージ、ダイアログ ボックス、メニュー、埋め込みオブジェクト リソースなど) だけが格納されています。 コード ブロックには、サポートされるすべてのカルチャで使用されるアプリケーション コードだけが格納されています。 共通言語ランタイムでサポートされているサテライト アセンブリ リソース モデルでは、アプリケーションの実行可能コードとリソースが分離されます。 このモデルの実装方法の詳細については、「アプリケーションのリソース」を参照してください。
アプリケーションのローカライズ バージョンごとに、サテライト アセンブリを追加します。このアセンブリには、対象カルチャの適切な言語に翻訳されたローカライズ済みユーザー インターフェイス ブロックが格納されます。 コード ブロックは、すべてのカルチャで同一です。 ユーザー インターフェイス ブロックのローカライズ バージョンとコード ブロックの組み合わせにより、アプリケーションのローカライズ バージョンが実現します。
Windows Software Development Kit (SDK) に収録されている Windows フォーム リソース エディター (Winres.exe) を使用すると、Windows フォームを対象カルチャに合わせて簡単にローカライズできます。 このツールの使用方法については、「Winres.exe (Windows フォーム リソース エディター)」を参照してください。