[Application Manifest] タブ (MageUI.exe)

このトピックでは、グラフィカルなマニフェスト生成および編集ツールのアプリケーション マニフェストのタブについて説明します。

アプリケーション マニフェストのタブには、アプリケーション マニフェストの内容が表示されます。 アプリケーション マニフェストには、配置に含まれるすべてのファイル、およびクライアントでアプリケーションを実行するために必要なアクセス許可が記述されています。

アプリケーション マニフェストのタブには、次のタブが含まれます。

UI 要素

説明

[名前]

この配置に関する識別情報を指定します。

[説明]

発行者、製品、およびサポート情報を指定します。

[アプリケーション オプション]

これがブラウザー アプリケーションであるかどうか、このマニフェストが信頼情報のソースであるかどうかを指定します。

Files

この配置を構成するすべてのファイルを指定します。

[必要なアクセス許可]

アプリケーションをクライアント上で実行するために必要な、最小のアクセス許可セットを指定します。

[名前] タブ

[名前] タブは、アプリケーション マニフェストを初めて作成したり開いたりしたときに表示されます。 このタブでは、配置を一意に識別するほか、オプションで有効な対象プラットフォームを指定できます。

UI 要素

説明

[名前]

必ず指定します。 アプリケーション マニフェストの名前です。 通常、ファイル名と同じです。

バージョン

必ず指定します。 配置のバージョン番号を N.N.N.N という形式で指定します。 先頭のメジャー ビルド番号だけが必須です。 たとえば、アプリケーションのバージョンが 1.0 の場合、有効な値は、1、1.0、1.0.0、および 1.0.0.0 です。

プロセッサ

省略可能です。 この配置を実行できるコンピューターのアーキテクチャです。 既定値は msil (Microsoft Intermediate Language) です。これは、すべてのマネージ アセンブリでの既定の形式です。 アプリケーションのアセンブリを特定のアーキテクチャ用にプリコンパイルした場合は、このフィールドを変更します。 プリコンパイルの詳細については、「Ngen.exe (ネイティブ イメージ ジェネレーター)」を参照してください。

Culture

省略可能です。 このアプリケーションが実行される国/地域を、2 つの部分で構成される ISO のコードで指定します。 既定値は neutral です。

[公開キー トークン]

省略可能です。 このアプリケーション マニフェストが署名されたときの公開キーです。 新しいマニフェストまたは未署名のマニフェストでは、このフィールドに "署名されていません" と表示されます。

[説明] タブ

通常、この情報は配置マニフェスト内で指定します。 これらのフィールドは、[アプリケーション オプション] タブの [信頼情報のアプリケーション マニフェストを使用する] チェック ボックスをオンにした場合にのみ変更できます。

UI 要素

説明

[発行者]

このアプリケーションの責任を負う個人または組織の名前です。 この値は、[スタート] メニューのフォルダー名として使用されます。

[製品]

製品の完全な名前です。 配置マニフェストの [配置オプション] タブで [アプリケーションの種類][ローカルにインストール] を選択した場合は、[スタート] メニューおよび [プログラムの追加と削除] に、このアプリケーションを示す項目としてこの名前が表示されます。

[サポート URL]

このアプリケーションのヘルプおよびサポート情報をユーザーが入手できるサイトの URL です。

[アプリケーション オプション] タブ

UI 要素

説明

[Windows Presentation Foundation ブラウザー アプリケーション]

これが XAML ブラウザー アプリケーション (XBAP) としてブラウザーで実行される WPF アプリケーションであるかどうかを指定します。

[信頼情報のアプリケーション マニフェストを使用する]

このマニフェストに信頼情報を含めるかどうかを指定します。

[ファイル] タブ

UI 要素

説明

[アプリケーション ディレクトリ]

アプリケーションのファイルが格納されているディレクトリです。 ディレクトリを選択するには、省略記号 ([...]) をクリックします。

[作成]

アプリケーション ディレクトリとサブディレクトリにあるすべてのファイルをアプリケーション マニフェストに追加します。 ディレクトリ内に実行可能ファイルが 1 つしか見つからなかった場合は、このファイルがエントリ ポイントとして自動的にマークされます。エントリ ポイントは、ClickOnce アプリケーションをクライアントで起動したときに、最初に実行されます。

[アプリケーション ファイル]

アプリケーション内のすべてのファイルの一覧を示します。 各ファイルには、以下で説明する 3 つの編集可能な属性があります。

ファイルの種類

ファイルの種類は以下の 4 つのうちのいずれかです。

  • なし。

  • [エントリ ポイント]: アプリケーションのプライマリ実行可能ファイルです。 エントリ ポイントとしてマークできる実行可能ファイルは 1 つだけです。

  • [データ ファイル]: XML ファイルなど、アプリケーションにデータを提供するためのファイルです。

  • [アイコン ファイル]: アプリケーション ウィンドウの隅やデスクトップに表示されるアプリケーション アイコンです。

省略可能

省略可能のマークを付けたファイルは初期インストール時や更新時にはダウンロードされませんが、System.Deployment オンデマンド API を使用して実行時にダウンロードできます。 詳細については、「チュートリアル : デザイナーを使用し、ClickOnce 配置 API で必要に応じてアセンブリをダウンロードする」を参照してください。

グループ

省略可能なファイル セットのラベルです。 ファイル セットにはグループ ラベルを付けることができ、オンデマンド API を使用して、1 回の API 呼び出しで一連のファイルをダウンロードできます。

[必要なアクセス許可] タブ

アプリケーションに対して、既定で付与される以上のローカル コンピューターへのアクセス許可を与える必要がある場合は、[必要なアクセス許可] タブを使用します。 詳細については、「ClickOnce アプリケーションのセキュリティ」を参照してください。

UI 要素

説明

[アクセス許可セットの種]

‏このアプリケーションをクライアントで実行するために必要な、最小のアクセス許可セットです。 これらのアクセス許可セットおよび必要なアクセス許可については、「名前付きアクセス許可セット」を参照してください。

[詳細]

アクセス許可セットを表すために作成された、アプリケーション マニフェスト用の XML です。 アプリケーション マニフェストの XML 形式に精通している場合を除き、この XML を手動で編集しないでください。 詳細については、「ClickOnce アプリケーション マニフェスト」を参照してください。

参照

参照

MageUI.exe (マニフェスト生成および編集ツールのグラフィカル クライアント)

[Deployment Manifest] タブ (MageUI.exe)

ClickOnce アプリケーション マニフェスト

概念

ClickOnce のセキュリティと配置