<loadFromRemoteSources> 要素
更新 : 2011 年 4 月
リモート ソースからのアセンブリに完全信頼を与えるかどうかを指定します。
メモ |
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Visual Studio プロジェクトのエラー一覧に表示されたエラー メッセージ、またはビルド エラーによってこのトピックにたどり着いた場合は、「方法: Visual Studio で Web からダウンロードしたアセンブリを使用する」を参照してください。 |
<loadFromRemoteSources
enabled="true|false"/>
属性および要素
以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。
属性
属性 |
説明 |
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enabled |
必須の属性です。 リモート ソースから読み込まれるアセンブリに完全信頼を与えるかどうかを指定します。 |
enabled 属性
値 |
説明 |
---|---|
false |
リモート ソースからのアプリケーションに完全信頼を与えません。 これは、既定の設定です。 |
true |
リモート ソースからのアプリケーションに完全信頼を与えます。 |
子要素
なし。
親要素
要素 |
説明 |
---|---|
configuration |
共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。 |
runtime |
ランタイム初期化オプションに関する情報を含んでいます。 |
解説
.NET Framework Version 3.5 以前のバージョンでは、リモートの場所からアセンブリを読み込んだ場合、そのアセンブリは、読み込み先のゾーンに応じた許可セットが与えられた部分的に信頼されるアセンブリとして実行されていました。 たとえば、Web サイトから読み込まれたアセンブリはインターネット ゾーンに読み込まれ、このアセンブリにはインターネット アクセス許可セットが与えられていました。 つまり、このようなアセンブリはインターネット サンドボックスで実行されていました。 .NET Framework Version 4 でそのアセンブリを実行しようとすると、例外がスローされます。この場合、アセンブリ用のサンドボックスを明示的に作成するか、またはアセンブリを完全信頼で実行する必要があります。
<loadFromRemoteSources> 要素を使用すると、旧バージョンの .NET Framework で部分的に信頼されたアセンブリとして実行されていたアセンブリを、.NET Framework 4 で完全に信頼して実行するように指定できます。
メモ |
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Windows では、Web からコピーされたアプリケーションは、ローカル コンピューターにある場合でも Web アプリケーションとしてマークされます。ファイルのプロパティを変更することにより、この指定を変更できます。または、<loadFromRemoteSources> 要素を使用して、アセンブリに完全信頼を与えることもできます。 |
この要素の enabled 属性は、コード アクセス セキュリティ (CAS: Code Access Security) が無効になっている場合にのみ有効です。 .NET Framework 4 以降のバージョンでは、CAS ポリシーは既定で無効になっています。 enabled を true に設定すると、リモート アプリケーションには完全信頼が与えられます。
<loadFromRemoteSources> の enabled が true に設定されていない場合は、次の状況で例外がスローされます。
現在のドメインのサンドボックス化の動作が .NET Framework 3.5 での動作と異なる。 この場合、CAS ポリシーを無効にし、現在のドメインがサンドボックス化されないようにする必要があります。
読み込まれるアセンブリが MyComputer ゾーンからのアセンブリではない。
メモ |
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Windows Virtual PC アプリケーションの FileLoadException は、ホスト コンピューターのリンクされたフォルダーからファイルを読み込もうとしたときに発生することがあります。このエラーは、Remote Desktop Services (リモート デスクトップ サービス) (ターミナル サービス) でリンクされているフォルダーからファイルを読み込もうとしたときにも発生することがあります。例外を回避するには、enabled を true に設定します。 |
<loadFromRemoteSources> 要素を true に設定すると、この例外がスローされなくなります。 この設定により、読み込まれたアセンブリを共通言語ランタイムに依存してセキュリティ目的でサンドボックス化せずに、完全信頼アセンブリとして実行できるように指定できます。
重要 |
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アセンブリを完全に信頼して実行しない場合は、この構成要素を設定しないでください。代わりに、アセンブリの読み込み先としてサンドボックス化された AppDomain を作成してください。 |
構成ファイル
この要素は、アプリケーション構成ファイルでのみ使用できます。 詳細については、「構成ファイル」の「アプリケーション構成ファイル」を参照してください。
使用例
リモート ソースからのアプリケーションに完全信頼を与える方法を次の例に示します。
<configuration>
<runtime>
<loadFromRemoteSources enabled="true"/>
</runtime>
</configuration>
参照
参照
その他の技術情報
履歴の変更
日付 |
履歴 |
理由 |
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2011 年 4 月 |
アプリケーション構成ファイルの要素の使用についての情報を更新。 |
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