<appDomainManagerAssembly> 要素

プロセスの既定のアプリケーション ドメインにアプリケーション ドメイン マネージャーを提供するアセンブリを指定します。

<appDomainManagerAssembly 
   value="assembly display name" />

属性および要素

以降のセクションでは、属性、子要素、および親要素について説明します。

属性

属性

説明

value

必須の属性です。 プロセスの既定のアプリケーション ドメインにアプリケーション ドメイン マネージャーを提供するアセンブリの表示名を指定します。

子要素

なし。

親要素

要素

説明

configuration

共通言語ランタイムおよび .NET Framework アプリケーションで使用されるすべての構成ファイルのルート要素です。

runtime

アセンブリのバインディングとガベージ コレクションに関する情報が含まれています。

解説

アプリケーション ドメイン マネージャーの型を指定するには、この要素と <appDomainManagerType> 要素の両方を指定する必要があります。 これらの要素のどちらかが指定されていない場合、もう一方の要素は無視されます。

既定のアプリケーション ドメインが読み込まれるとき、指定したアセンブリが存在しないか、アセンブリ内に <appDomainManagerType> 要素で指定された型が存在しない場合、TypeLoadException がスローされ、プロセスの開始に失敗します。 アセンブリが見つかってもバージョン情報が一致しない場合は、FileLoadException がスローされます。

既定のアプリケーション ドメインに対するアプリケーション ドメイン マネージャーの型を指定すると、既定のアプリケーション ドメインから作成される他のアプリケーション ドメインにも、そのアプリケーション ドメイン マネージャーの型が継承されます。 新しいアプリケーション ドメインに対して別のアプリケーション ドメイン マネージャーの型を指定するには、AppDomainSetup.AppDomainManagerType プロパティと AppDomainSetup.AppDomainManagerAssembly プロパティを使用します。

アプリケーション ドメイン マネージャーの型を指定する場合は、アプリケーションに完全信頼が必要です (たとえば、デスクトップ上で実行されるアプリケーションは完全に信頼されています)。 アプリケーションに完全信頼がない場合は、TypeLoadException がスローされます。

アセンブリの表示名の形式については、Assembly.FullName プロパティを参照してください。

この構成要素は、.NET Framework Version 4 以降でのみ使用できます。

使用例

次の例は、プロセスの既定のアプリケーション ドメインのアプリケーション ドメイン マネージャーとして、AdMgrExample アセンブリ内の MyMgr 型を指定する方法を示しています。

<configuration>
   <runtime>
      <appDomainManagerType value="MyMgr" />
      <appDomainManagerAssembly 
         value="AdMgrExample, Version=1.0.0.0, Culture=neutral, PublicKeyToken=6856bccf150f00b3" />
   </runtime>
</configuration>

参照

参照

ランタイム設定スキーマ

ICLRControl::SetAppDomainManagerType メソッド

AppDomainSetup.AppDomainManagerType

AppDomainSetup.AppDomainManagerAssembly

その他の技術情報

<appDomainManagerType> 要素

.NET Framework の構成ファイル スキーマ