式
このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。
このサンプルでは、基本的な式をワークフローで使用する方法を示します。このサンプルは、架空の会社の 2 人の従業員の基本給を計算するワークフローで構成されます。Employee
および SalaryStats
という 2 つのクラスが Employee.cs と SalaryStats.cs で定義されています。これらのクラスをワークフローで使用して、複合型の変数のプロパティに対する単純な数値演算と文字列操作を実行する方法を示します。
給与計算ワークフローは、2 つの作成スタイルを示すために XAML と C# の両方で定義されています。XAML バージョンは SalaryCalculation.xaml にあり、ワークフロー デザイナーで表示および編集できます。C# バージョンは Program.cs にあります。XAML で使用されている式は Visual Basic 構文に準拠しており、VisualBasicValue 式アクティビティと VisualBasicReference 式アクティビティを使用して実行されます。Visual Basic の式詳細情報、「式」を参照してください。一方、C# の式はラムダ式で記述されており、LambdaValue 式アクティビティと LambdaReference 式アクティビティが使用されます。ラムダ式で記述されているため、C# コンパイラで構文の強調表示や静的な検証を行うことができます。
サンプルを実行するには
Visual Studio 2010 で Expressions.sln ソリューションを開きます。
F6 キーを押してソリューションをビルドするか、[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。
注 : Visual Studio デザイナーで SalaryCalculation.xaml を開くには、先にプロジェクトをコンパイルして、 Employee
クラスとSalaryStats
クラスをデザイナーで使用できるようにする必要があります。ビルドが完了したら、F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [デバッグ開始] をクリックします。または、Ctrl キーを押しながら F5 キーを押すか、[デバッグ] メニューの [デバッグなしで開始] をクリックして、デバッグ機能なしで実行します。
注 : |
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サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。
<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples
このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。
<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Expressions
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