コンテンツ ベースの相関関係

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、メッセージング アクティビティ (Send、Receive、SendReply、および ReceiveReply) を 1 つまたは複数のコンテンツ ベースの相関関係で使用する方法を示します。このシナリオでは、最初に発注書 ID に基づいて 1 つの相関関係を初期化し、後から顧客 ID に基づいて別の相関関係を作成します。ここでは、Receive アクティビティで、既存の相関関係を追跡し、なおかつ同じ受信メッセージに基づいて新しい相関関係を初期化する方法を示します。

使用例

メッセージング アクティビティとコンテンツ ベースの相関関係

説明

このサンプルでは、複数のコンテンツ ベースの相関関係を使用する方法を示します。このシナリオでは、最初に発注書 ID に基づいて 1 つの相関関係を初期化し、後から顧客 ID に基づいて別の相関関係を作成します。相関関係は、Receive アクティビティを使用してカスケード化されます。このアクティビティは、既存の相関関係 (PurchaseOrderId) を追跡し、なおかつ同じ受信メッセージに基づいて新しい相関関係 (CustomerId) も初期化します。これを実現するために、Receive アクティビティで CorrelatesOn プロパティ、CorrelatesWith プロパティ、および CorrelationInitializers プロパティを使用します。

このサンプルを使用するには

1. Visual Studio 2010 アイコンを右クリックして [管理者として実行] をクリックし、昇格されたアクセス許可で Visual Studio 2010 を開きます。

2. Visual Studio 2010 を使用して、CascadingCorrelation.sln ソリューション ファイルを開きます。

3. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

4. サーバーを実行するには、F5 キーを押します。

5. サービスの準備ができ、メッセージのリッスンを開始したら、ソリューション エクスプローラーで、Client プロジェクトを右クリックして実行します。

注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。 <InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Services\ContentBasedCorrelation