XAMLX における永続的な遅延

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、永続的な遅延を使用する方法を示します。これは、遅延の間、ワークフローを永続的なデバイスに永続化する遅延のことです。

Ee834527.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Services\DurableDelayXamlx

説明

このサンプル ワークフローには、遅延によって分割された 2 つのローカル ファイルへのメッセージが含まれています。遅延が発生すると、ワークフローがアンロードされ、ワークフローはメモリに再読み込みされるまでワークフロー インスタンス ストアで 5 秒間待機します。

.xamlx ファイルは、Visual Studio でホストされるワークフロー サービスです。Visual Studio は、ワークフロー サービス ホストを使用する Cassini を使用してワークフローをホストします。

ワークフロー サービス ホストは、ワークフローをホストするだけでなく、読み込みとアンロードを行うことによってワークフロー インスタンスを管理します。ワークフロー サービス ホストで Windows Workflow Foundation (WF) 定義のインスタンスを開始するには、ワークフローの Receive アクティビティにメッセージを送信するクライアントを設定します。この Receive は、CanCreateInstance プロパティが true に設定されているため、メッセージを受信した後にワークフローの新しいインスタンスを作成できます。

初期化中に、ワークフロー サービス ホストに対してインスタンスを永続化ストア (データベース) にアンロードするように指定する、インスタンスのアンロード動作が構成ファイルに追加されます。このサンプルでは、(遅延が発生して) ワークフローがアイドル状態になった直後にインスタンスがアンロードされます。

このサンプルを使用するには

  1. Visual Studio 2010 コマンド プロンプトを開きます。

  2. DurableDelayXamlx\CS フォルダーに移動します。

  3. Setup.cmd を実行します。

  4. Visual Studio 2010 を管理者として実行します。

  5. DurableDelayXamlx.sln ソリューション ファイルを開きます。

  6. ソリューション エクスプローラーで、ソリューションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  7. [マルチ スタートアップ プロジェクト] を選択し、両方のプロジェクトを [開始] に設定します。

  8. ソリューションをビルドするには、F6 キーを押します。

  9. ソリューションを実行するには、Ctrl キーを押しながら F5 キーを押します。

このサンプルをアンインストールするには

  1. Visual Studio 2010 コマンド プロンプトを開きます。

  2. DurableDelayXamlx\CS フォルダーに移動します。

  3. Cleanup.cmd を実行します。

Ee834527.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Basic\Services\DurableDelayXamlX