非同期通信

このトピックの内容は、Windows Workflow Foundation 4 に該当します。

このサンプルでは、2 つの異なる Windows Workflow Foundation (WF) サービス間の非同期通信が既定でどのように行われるのかを示します。

使用例

WF サービス間の非同期通信

説明

このサンプルでは、.NET Framework が提供するメッセージング アクティビティを使用して、WF アプリケーション間の非同期通信がどのように行われるのかを示します。

このサンプルは、次の 3 つのプロジェクトで構成されています。

  • CreditCheckService
    このサービスは、特定の個人のクレジット スコアまたは取得する項目の値を受け取り、その個人にクレジットを与えるかどうかを判断します。
  • RentalApprovalService
    このサービスは、特定のクレジットを必要としている個人から申請を受け取ります。このサービスは CreditCheckService と非同期で通信して、クレジットの申請が有効かどうかを判断します。
  • Client
    クライアントは RentalApprovalService と同期通信を行い、クレジットが承認されているかどうかを調べます。

サンプルを設定、ビルド、および実行するには

  1. AsynchronousCommunication ソリューションを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

  2. [共通プロパティ] で、[スタートアップ プロジェクト] をクリックし、[マルチ スタートアップ プロジェクト] をクリックします。

  3. RentalApprovalService を一覧の先頭に移動し、次に CreditCheckService、その次に Client が続くようにそれぞれ移動します。3 つのプロジェクトすべてに [開始] アクションを設定します。

  4. [OK] をクリックし、F5 キーを押してサンプルを実行します。

Ee960213.Important(ja-jp,VS.100).gif 注 :
サンプルは、既にコンピューターにインストールされている場合があります。続行する前に、次の (既定の) ディレクトリを確認してください。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples

このディレクトリが存在しない場合は、「.NET Framework 4 向けの Windows Communication Foundation (WCF) および Windows Workflow Foundation (WF) のサンプル」にアクセスして、Windows Communication Foundation (WCF) および WF のサンプルをすべてダウンロードしてください。このサンプルは、次のディレクトリに格納されます。

<InstallDrive>:\WF_WCF_Samples\WF\Scenario\Services\AsynchronousCommunication