シリアル化フォーマッタ
このトピックの対象は、既存のアプリケーションとの下位互換性のために残されているレガシ テクノロジに特定されています。新規の開発には、このトピックを適用しないでください。分散アプリケーションは、現在は Windows Communication Foundation (WCF) を使用して開発する必要があります。
シリアル化とは、オブジェクトを取得し、そのステータス情報を保存または転送できる形式に変換するプロセスです。シリアル化の基本的な考え方は、オブジェクトが、通常はそのメンバー変数の値によって示される現在の状態を一時ストレージ (メモリまたはネットワーク ストリームのいずれか) または永続ストレージに書き込むということです。シリアル化されたオブジェクトは、ストレージからそのオブジェクトの状態を読み取る、つまり逆シリアル化することで再生成できます。シリアル化は、オブジェクトをシリアル化するときに使用されるオブジェクト ポインターおよび循環オブジェクト参照のすべての詳細を処理します。
シリアル化ストリームは、XML、SOAP、または圧縮バイナリ表現を使用してエンコードすることができます。使用する Formatter オブジェクトによって形式が決定されます。フォーマッタは、実際にはチャネルのプラグ可能なコンポーネントです。したがって、カスタム フォーマッタをプラグインして、リモート処理に用意されている標準 XML フォーマッタやバイナリ フォーマッタを置き換えることができます。プラグ可能なフォーマッタを使用すると、用意されている 2 つの形式 (バイナリおよび SOAP) でオブジェクトをシリアル化したり、独自の形式を作成したりできます。
詳細については、「シンクとシンク チェーン」を参照してください。